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桜橋

桜橋

広島県神石郡神石高原町、帝釈峡ダムのダム湖、神龍湖の湖岸を歩く帝釈峡探勝遊歩道に架る橋が桜橋。大正12年の帝釈峡ダムの建設にあたって、山陽中央水電(現・中国電力)の人道として昭和11年に竣工した鋼製アーチ橋で、現在では帝釈峡探勝遊歩道の橋としても利用されています。国の登録有形文化財に指定。

山陽中央水電・速水太郎ゆかりの橋

ダムの完成した大正12年、「帝釈川の谷」として「厳島」(宮島)とともに広島県では初の国の名勝に指定された神龍湖一帯。
神龍湖の誕生は、帝釈峡の魅力をより引き立てることになりましたが、ダムの建設に情熱を燃やした山陽中央水電の速水太郎(はやみたろう)は、遊覧道路の整備や湖面を巡る遊覧船の運航のために会社をも立ち上げ、桜橋も美しい鋼製アーチ橋を架橋したのです。

橋長69.856m、幅員3.6mの中路式3ヒンジブレースドリブアーチ橋です。

桜橋の袂(たもと)には、昭和9年3月24日、神龍湖の遊覧船の沈没事故(船底からの浸水で沈没)で犠牲になった、卒業遠足に来た粟田尋常小学校と粟田尋常高等小学校の6年生12名と引率の田邊訓導、横山訓導の慰霊碑が立っています。
田邊訓導は、我が子も乗船していましたが、他の児童を優先して救助した後、最期は力尽き親子とも亡くなるという悲しい出来事を慰霊碑が今に伝えています。

桜橋
名称 桜橋/さくらはし
所在地 広島県神石郡神石高原町相渡・永野
関連HP 帝釈峡観光協会公式ホームページ
ドライブで 中国縦貫自動車道東城ICから約8km
駐車場 80台/無料
問い合わせ 帝釈峡観光協会 TEL:0847-86-0611/FAX:0847-86-0133
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

神龍橋(旧紅葉橋)

大正13年の帝釈川ダムの完成により、神龍湖が出現。その神龍湖の湖上、広島県庄原市東城町と神石郡神石高原町を結ぶ赤い橋が神龍橋(旧紅葉橋)。昭和5年に広島県道25号(三原東城線)に道路橋として架けられた橋で、レトロな橋は、土木学会選奨土木遺産

神龍湖(帝釈峡ダム)

広島県庄原市・神石郡神石高原町、比婆道後帝釈国定公園内に位置する、周囲24km、全長8kmの人造湖が、神龍湖(しんりゅうこ)。大正13年に山陽中央水電が建設した水力発電用の重力式コンクリートダム(現在は中国電力が管理)、帝釈川ダムのダム湖で

帝釈峡遊覧船

広島県神石郡神石高原町、帝釈川ダムのダム湖である神龍湖を紅葉橋近くを起点に車窓からは観賞できないダム湖上を航行する遊覧船が、帝釈峡遊覧船。新緑、紅葉シーズンならとくに見事(紅葉の見頃は10月下旬~11月上旬頃)。所要は40分ほど。所要40分

帝釈峡

広島県庄原市・神石郡神石高原町、広島県北東部、帝釈川(たいしゃくがわ)中流の南北20kmにわたる大峡谷が、帝釈峡(たいしゃくきょう)。石灰岩質のカルスト台地が浸食されて造られたもので、深さは200m以上におよび、国の名勝、比婆道後帝釈国定公

 

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