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大久野島・幹部用防空壕跡

大久野島・幹部用防空壕跡

広島県竹原市、芸予要塞、そして毒ガス製造の戦争遺跡が残される大久野島。大久野島毒ガス資料館近くにあるのが、幹部用防空壕跡。石垣を築いた上に土を盛って上からの被害を防いでいます。コンクリートも分厚く、動員された学徒など、労働者に比べていかに軍幹部が優遇されていたかがわかります。

軍幹部のみが利用できた頑強な防空壕

防空壕の内部は高さ2m、幅2m、奥行き5mの広さがあり、入口2ヶ所から逃げ込めるようになっていました。
半地下式、かまぼこ型というスタイル。

対する従業員(工員、多くは学徒動員)は、退避壕と呼ばれる竪穴。
1mほどの穴に草木で入口を塞いだだけという簡素なもので、通称「たこつぼ」。
戦前の軍国主義時代に聖戦と称する戦いに動員されるなかで、軍幹部の命だけが大切にされていたのかがよくわかる遺構です。

大久野島・幹部用防空壕跡
名称 大久野島・幹部用防空壕跡/おおくのしま・かんぶようぼうくうごうあと
所在地 広島県竹原市忠海町大久野島
電車・バスで 大久野島第一桟橋から徒歩2分、大久野島第二桟橋から徒歩10分
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大久野島毒ガス資料館

広島県竹原市、大久野島の第一桟橋近くにあるのが、大久野島毒ガス資料館。戦前、戦時中、大久野島では帝国陸軍の化学兵器(毒ガス)開発が行なわれたことから、地図にも記載されず、「地図から消された島」といわれていました。そんな戦前、戦時中の歴史を

 

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