広島県広島市中区中島町1丁目、平和記念公園にあるのが、平和の灯(へいわのともしび/Peace Flame)。兵器廃絶まで燃え続ける灯を、日本全国民の平和の象徴にしたいとの願いが込めらたもの。昭和39年8月1日建立された平和の灯は、丹下健三の設計(平和記念公園の設計コンペ1位)。
核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けられる
宮島弥山の「消えずの火」など全国12宗派からの宗教の火、全国の工場地帯からの産業の火が種火となっています。
手首を合わせ、手のひらを大空にひろげた形を表現する台座は、水を求めてやまなかった原爆の犠牲者を慰め、核兵器廃絶と世界恒久平和への願いが込められています。
平成6年に広島市で開催された『1994年アジア競技大会』(第12回アジア競技大会)の聖火にも平和の灯から採火され、「平和都市広島」のシンボル的な存在になっています。
広島平和記念公園、丹下健三によるデザインの柱は、「南北線上の眺望景観」。
東西に走る平和大通りに直交する南北線上に平和記念資料館本館、原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)、平和の池、平和の灯が並び、その視線の先に原爆ドームが建っています。
広島市では、「原爆ドームを貫く南北の軸線を見通す景観は、平和都市広島を象徴する景観として、次世代に引き継ぐべき大切な存在」として視線の先に高層建築が建てられないように高さ制限を行なう広島市景観計画を定めています。
平和を希求する火は、平和の灯のほか、長崎市の「誓いの火」、平和祈念公園(沖縄県糸満市)の「平和の火」があります。
平和の灯 | |
名称 | 平和の灯/へいわのともしび |
所在地 | 広島県広島市中区中島町1 |
関連HP | 広島市公式ホームページ |
電車・バスで | 広島電鉄本線原爆ドーム前駅から徒歩10分 |
ドライブで | 山陽自動車道広島ICから約9km |
駐車場 | 広島市営中島町第1・第2駐車場(42台/有料) |
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