広島平和記念資料館

広島平和記念資料館

広島県広島市中区、平和記念公園内にある原爆の悲惨さを後世に伝え、平和を希求するミュージアムが、広島平和記念資料館。核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現をめざして設立されたもので、「原爆資料館」との呼ばれています。

丹下健三設計の本館は国の重要文化財

昭和24年に広島市中央公民館の一角に設置された「原爆参考資料陳列室」が前身で、建築家・丹下健三の設計で、平和記念公園の中心施設として昭和30年に開館。
広島平和記念資料館の本館は、懸賞募集で一等入選した丹下健三が設計、昭和30年8月24日に開館した鉄筋コンクリート造り2階建て(一部3階て)の建物で、国際的に高い評価を受けた最初の戦後建築であり、丹下健三の出発点となる建築として重要であることから、国の重要文化財に指定されています。

常設展示は、東館3階の「導入展示」からスタートし、本館「被爆の実相」・「ギャラリー」、東館3階「核兵器の危険性」、東館2階「広島の歩み」という順に見学する仕組み。
音声ガイドの貸出もあるので、音声ガイドを借りれば、被爆の実相より詳しく知ることができます。
また、希望すれば、ヒロシマ ピース ボランティアのガイドで、館内を周回することも可能。

本館では被爆者の遺品などを展示し被爆の惨状を生々しく伝えています。
また東館では被爆者の証言ビデオを自由に視聴できるコーナーも用意。

広島平和記念資料館
名称 広島平和記念資料館/ひろしまへいわきねんしりょうかん
所在地 広島県広島市中区中島町1-2
関連HP 広島平和記念資料館公式ホームページ
電車・バスで 広島電鉄本線原爆ドーム前駅から徒歩10分
ドライブで 山陽自動車道広島ICから約9km
駐車場 広島市営中島町第1・第2駐車場(42台/有料)
問い合わせ 広島平和記念資料館 TEL:082-241-4004
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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