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羅臼湖歩道

「北海道最後の秘境」(本多勝一)といわれた羅臼湖へは木道が整備されており、世界自然遺産の核心部、国立公園の特別保護地域を探勝するトレッキングが楽しめます。知床横断道路(国道334号)途中の羅臼湖入口から、二の沼、三の沼、四の沼と名付けられた美しい湖沼群を抜け、羅臼湖までは片道で徒歩1時間30分ほど。

羅臼湖往復で4時間は見ておきたい

羅臼湖入口のバス停
初夏の三の沼

入口には自然保護の目的から標示がないので(知床横断道路途中に羅臼湖入口バス停と停車帯がある=駐車は禁止)、羅臼町の宿泊先や羅臼ビジターセンターで歩道の状況とあわせて入口の確認を。

歩き始めはダケカンバの森ですが、ニの沼横に森林限界線が走り、ハイマツが茂っています。
途中の二の沼周辺はお花畑、そして三の沼あたりからの羅臼岳は絶景です(三の沼からの羅臼岳は午後が順光)。

トレッキングできるのは、雪が溶ける7月中旬から紅葉の9月頃まで。
二の沼のエゾヤマザクラが咲くのは、なんと7月上旬〜中旬頃。
日本一、桜の開花が遅い場所にもなっています。

6月は、雪原の歩行となって、経験豊かなガイドが同行しないと迷う危険があります。

羅臼湖の周囲は湿原に
6月なら二の沼横の雪渓でこんな雪遊びも(ガイド同行)
羅臼湖トレッキングの注意点
入口には駐車場がないため、車やバイクは知床峠の駐車場に置いて歩くか(路側を歩くのでかなり危険)、定期路線バスなどの利用となります。

羅臼湖歩道への入山は、環境保全のため、長靴を履いて(登山道からはみ出さないようにするため)。
朝夕はとくに熊出没に注意を。単独での行動はなるべく控え、熊除けの鈴などの携行を。

さらに熊を誘引する恐れがあるので歩道途中での食事は厳禁です。
臭いのある飲み物も自粛を。
登山用の杖なども環境保全の観点からなるべくなら自粛を。

(c)知床ガイド協議会羅臼支部・一般社団法人プレスマンユニオン(クリックで拡大)
羅臼湖歩道
名称 羅臼湖歩道/らうすこほどう
所在地 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
関連HP 羅臼町公式ホームページ
電車・バスで 中標津バスターミナルから阿寒バス羅臼行きで1時間30分、終点下車、タクシーで30分
ドライブで 根室中標津空港から約79km、女満別空港から約101kmで知床峠駐車場
駐車場 なし/知床峠駐車場(66台/無料)を利用、駐車場から徒歩30分で羅臼湖入口
問い合わせ 羅臼ビジターセンター TEL:0153-87-2828
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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