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ナウマンゾウ化石発掘地

ナウマンゾウ化石発掘地

北海道幕別町忠類の町道忠類元忠晩生線沿いにあるのがナウマンゾウ化石発掘地。昭和44年7月26日、農道の側溝堀の測量作業をしていた2人がつるはしを打ったところカチンと音が。注意深く掘り下げると、湯たんぽ状の模様のある楕円形の固まりが出現。これがナウマン象の化石発見の瞬間です。

昭和44年にナウマン象の化石が発見された地

象の化石を含む地層は、地表から約10m下の泥炭層で、その上を火山灰のローム質粘土層、そして厚い砂礫層が覆っていました。
ナウマン象はその地層から約10万年前に生きていたと推定されており、2年間にわたる発掘調査の結果、頭骨を除く、四肢骨、寛骨などの骨格の主要部分47点の化石が発掘されています。
これは全骨格の7割〜8割にあたるもので、これでナウマン象の全身骨格の復元が可能に。
海外の博物館で展示されるナウマン象の骨格標本もここで出土したレプリカがあるとのこと。
発掘地には発掘当時の状態を示すレプリカも造られています。

昭和45年年には、発掘された臼歯の中に別のマンモス象の臼歯が1点含まれていることが判明。
現在、ナウマン象とマンモス象の両方が発見されているのは、日本では、幕別町忠類と道内の北広島市の野幌丘陵だけとなっています。

帯広広尾自動車道の忠類IC近く(忠類市街)のナウマン公園(道の駅忠類)には「忠類ナウマン象記念館」があり、発見から発掘までの感動をパネルや映像、復元模型で紹介しています。

十勝海岸湖沼群の内陸側を走る国道336号、晩成温泉、ホロカヤントウ、大樹町営育成牧場晩生牧場などにも近いのでドライブ途中の寄り道にも絶好。

ナウマンゾウ化石発掘地
名称 ナウマンゾウ化石発掘地/なうまんぞうかせきはっくつち
所在地 北海道中川郡幕別町忠類中当360-1
関連HP 幕別町公式ホームページ
ドライブで とかち帯広空港から約34km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 幕別町教育委員会 TEL:01558-8-2201
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

生花苗沼

十勝海岸沿いに点在する十勝海岸湖沼群のひとつで、大樹町晩生にあるのが生花苗沼(おいかまないとう)。湧洞沼の南西5kmに位置する秘沼です。オイカマナイは、アイヌ語のオイカ・オマ・イ(oika-oma-i=越る・入る・ところ)に由来。つまり高波

ホロカヤントウ

北海道広尾郡大樹町晩生にある秘湖がホロカヤントウ。十勝川の河口から西の歴舟川の河口にかけて、長節湖、湧洞沼、生花苗沼(おいかまないとう)と、十勝海岸沿いに連続する海跡湖のひとつで、最西端に位置するのがホロカヤントウ。湖の東には晩生温泉、西に

 

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