長節湖

根室半島の太平洋側にある周囲5kmの湖が長節湖（ちょうぼしこ）。周囲は針広混交林で湖畔には人家はありません。湖畔には西国三十三観音霊場を含む45体の観音像が安置されており、一周する4.5km（所要1時間30分）ほどの遊歩道もありますが熊の出没もあり、歩く人は少ないのが現状（歩行の際には根室市役所に確認を）。

根室十景に数えられる訪れる人の少ない湖

面積は0.41平方キロという淡水湖で、周囲を根室台地に囲まれ、湖の出口を砂州･砂堆で塞がれてできた海跡湖です。

野付風蓮自然公園の一部でコマドリ、センダイムシクイ、ツツドリ、キビタキ、カッコウなどの野鳥が生息し、クロユリ、エゾエンゴサク、イワツツジなどが咲きます。
冬はワカサギ釣りも可能で、マガモやスズガモなどが飛来します。

長節という地名はアイヌ語のチ・オ・プシ・イ（chi-o-pus-i＝我ら・自ら・破る・もの）に由来します。
十勝にある長節湖（ちょうぶしこ）と同じで、かつては海が荒れたときなどに海水が陸を越えて湖まで流れ込んだことがあったのだと推測されます。

長節湖の北にある美しい北欧的な景観の長節小沼も、同様に海跡湖です。

長節湖
名称	長節湖／ちょうぼしこ
所在地	北海道根室市長節
関連HP	根室市観光協会公式ホームページ
電車・バスで	JR西和田駅から徒歩30分
ドライブで	根室中標津空港から約79km
駐車場	100台／無料
問い合わせ	根室市観光協会 TEL:0153-24-3104
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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