樽前山の奇観としては、支笏湖側の苔の洞門が有名ですが、同じ形状の洞門でその底に川が流れるというのが樽前ガロー。樽前火山の火砕流堆積物を長い年月をかけて樽前川が浸食したもの。切り立った岩壁にはエビゴケ、オオホオキゴケなど60種類以上のコケ類が茂っています。
樽前山麓、苫小牧市の知られざる奇観
海岸沿いに走る国道36号の社台駅近くで樽前小学校・ドリーム苫小牧ゴルフ倶楽部方面へと分かれれば、樽前ガローの駐車場に到着。
一帯は苫小牧市の自然環境保全地区に指定され、朝夕はクマと遭遇する危険もある自然郷になっています。
駐車場近くには峡谷をまたぐ樽前ガロウ橋も架かっていて、ここから見学を。
川辺に降りる踏み跡もありますが、かなり危険。
「ヒグマの活動が活発になる朝・夕の入林は控えてください」(苫小牧市観光振興課)とのこと。
新緑の季節は峡谷の谷底まで光が届くベストシーズンです。
ちなみにガローとは、東北の方言で、切り立った壁の間に流れる川を意味する言葉。
類似の地名には背戸峨廊(福島県いわき市)、峨瓏峡(秋田県藤里町)などがあります。
樽前ガロー | |
名称 | 樽前ガロー/たるまえがろー |
所在地 | 北海道苫小牧市樽前 |
関連HP | 苫小牧市公式ホームページ |
ドライブで | 道央自動車道苫小牧西ICから約14.9km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 苫小牧観光案内所 TEL:0144-34-2000 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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