ラムサール条約登録湿地である濤沸湖(とうふつこ)の湖畔、北浜地区の白鳥公園に建つ環境省の施設(運営は網走市)。濤沸湖周辺の自然、歴史、文化に関する展示や映像、解説を通して、湿地の重要性を学ぶことができます。展示室には双眼鏡も設置され、濤沸湖の野鳥が観察できます。
濤沸湖のビジターセンター的存在
濤沸湖という地名はアイヌ語のト・プッ(to-put=湖の・口)に由来。
その名の通り、川の水と海の水が入り混じる汽水湖で、海からの栄養も加わるので、生き物にとって豊かな環境となっています。
年間250種ほどの野鳥が観察できますが、とくに冬季にはオオハクチョウやカモ類など50種類を超える渡り鳥がやってきます。
濤沸湖の海岸側が釧網本線・原生花園駅がある小清水原生花園です。
濤沸湖は、能取湖(のとろこ)、網走湖、藻琴湖(もことこ)と同様に、縄文時代の海進期には海だった場所で、オホーツク海沿いに数多い海跡湖(Lagoon-ラグーン)のひとつ。
一帯は網走国定公園に指定。
昭和31年、南極観測予備隊が総合訓練を実施
冬季は氷結するので、それを利用して昭和31年1月、朝日新聞社主催の南極観測予備隊(第1次南極観測探検隊)派遣にあたっての総合訓練が、1ヶ月間に渡って濤沸湖で行なわれています。
この訓練に25名が参加し、同年11月に第1次観測隊(永田武隊長以下53名)は「宗谷」で東京晴海桟橋を出航しています。
この訓練に25名が参加し、同年11月に第1次観測隊(永田武隊長以下53名)は「宗谷」で東京晴海桟橋を出航しています。
濤沸湖水鳥・湿地センター | |
名称 | 濤沸湖水鳥・湿地センター/とうふつこみずどり・しっちせんたー |
所在地 | 北海道網走市北浜203-3地先(白鳥公園内) |
関連HP | 濤沸湖水鳥・湿地センター公式ホームページ |
電車・バスで | JR釧網線北浜駅から徒歩10分 |
ドライブで | 女満別空港から約25km |
駐車場 | 19台/無料 |
問い合わせ | 濤沸湖水鳥・湿地センター TEL:0152-46-2400/FAX:0152-46-2400 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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