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アシリベツの滝

アシリベツの滝

札幌市南区、厚別川上流にある落差26mの滝がアシリベツの滝で、日本の滝百選に選定。支笏カルデラを生み出した大爆発で厚別川源流部は火山噴出物に覆われますが、次第に川によって侵食され、谷となり、岩盤の強い部分が滝となったもの。一帯は滝野すずらん丘陵公園になり、滝のすぐ脇を北海道道341号(真駒内御料札幌線)が通っています。

よく見れば、本流と支流、2つの滝が!


アシリベツの滝は、実は厚別川本流を落ちる雄滝と左側の清水沢川の落ちる雌滝の2つの滝に分かれています。

車で探勝する場合には、渓流口駐車場に車をおいて遊歩道で探勝。
滝野すずらん丘陵公園の滝は、歩いて巡る意外に、パークステーションで自転車をレンタルして巡ることが可能です(自転車の利用は渓流ゾーンの園路に限定)。

厚別川本流・支流に懸かるアシリベツの滝のほか、支流には不老の滝(水害の被害で現在立ち入り禁止)、鱒見の滝(落差18m/鱒見口駐車場利用)、白帆の滝(落差10m/中央口駐車場利用)などもあり、4万4000年前の火山爆発で誕生した火山噴出物(支笏火砕流、支笏降下軽石)の台地を沢が浸食している過程を示しています。

ちなみにアシリベツは、アイヌ語のアシリ・ペツ(asir-pet)、つまりは新しい・川に由来しています。
アシリベツに漢字を当てたのが厚別というわけなのです。
滝野という字名もアシリベツの滝にちなんでの命名。

官営水車器械場で豊平館建築の木材を製材
滝野周辺は明治時代には単に器械場(きかいば)と呼ばれ、明治12年、アシリベツの滝の上流に官営水車器械場(厚別山器械場)を設置し、水車を動力にした製材を行ない、豊平館(ほうへいかん)の建設など発展する札幌に木材を供給していました。
この厚別山器械場も明治23年に閉鎖され、周辺の土地は明治33年になって阿部仁太郎に貸し出され、苦難の農地開墾が始まったのです。

泊まって納得! 取材班おすすめ札幌&札幌近郊の宿

札幌にはシティホテルを中心に数多くの宿がありますが、取材班を含め頭を悩ますのは、駐車場の確保と駐車料金。そして夕食。
札幌も新しいホテルが増えていますが、決め手は、都市部ゆえにあえてサービスなどのレベル(ソフト)と温泉、そして総合的なコストパフォーマンス。
意外に知られていませんが、公共の宿も狙い目です!

札幌プリンスホテルタワー

温泉付きのシティホテルで、札幌探勝の基地に絶好。
JR札幌駅との間には無料のシャトルバスが運行されています。
「日本新三大夜景」を地上100m、28階の「スカイラウンジ トップ オブ プリンス」から眺めるのをお忘れなく!(ノンアルコールカクテルも用意され、ファミリーでの利用も歓迎とのこと)

札幌北広島クラッセホテル

少し外れた北広島にありますが、窓から広がる景観はいかにも北海道で、道外からの旅行者にも好評。
天然温泉の大浴場、和洋中折衷ブッフェの夕食と、ファミリーにも人気です。
高層階確約のデートプランなども用意され、TPOに合わせて活用できます。
しかも、札幌市街から少し離れるだけで、コスパもグンとアップします!

札幌サンプラザ

札幌勤労者職業福祉センターが運営する公共の宿。
とはいえ、ネット予約も可能だし、普通のシティホテルのように使えます。
財布にやさしい料金設定で、ファミリーにもおすすめです。

ホテルノースシティ

北海道都市職員共済組合が運営の公共の宿(シティホテル)。
緑豊かな中島公園に近く、豊平館などへの散歩も可能。

アシリベツの滝
名称 アシリベツの滝/あしりべつのたき
所在地 北海道札幌市南区滝野247
関連HP 国営滝野すずらん丘陵公園公式ホームページ
ドライブで 道央自動車道北広島ICから約16kmで渓流口駐車場
駐車場 渓流口駐車場(150台/有料)
問い合わせ 滝野公園案内所 TEL:011-592-3333
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

国営滝野すずらん丘陵公園

2018年7月31日

 

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