札幌市中央区、藻岩山の西、札幌市街と盤渓(ばんけい)とを結ぶ峠越えの札幌市道滝の沢線にあるのが幌見峠。例年7月には札幌市街を見下ろす斜面にラベンダーが開花する幌見峠ラベンダー園が開園しますが、その脇には幌見峠展望駐車場が整備され、4月〜10月の開設期間内なら、夜は札幌の夜景を満喫できます。
幌見峠展望駐車場は、全国で唯一の「夜景専用パーキング」
その名の通り札幌の中心部を眼下にする幌見峠。
幌見峠展望駐車場は、幌見峠ラベンダー園を運営する「夢工房さとう」が4月~11月に限って開設する有料駐車場(ゲート式清算システムで24時間営業)。
徒歩での入場は、9:00~17:00のみ、オートバイ・自転車の入場は不可など制限はありますが、ドライブがてら夜景鑑賞というのにも最適の場所です。
ちなみに幌見峠の命名者は、スポーツの宮と称されるほど多くのスポーツを愛好した秩父宮雍仁親王(ちちぶのみや やすひとしんのう)。
昭和3年2月23日、北海道大学スキー部部長・大野精七(おおのせいしち/医師、手稲山に日本最初のスキー小屋「パラダイス・ヒュッテ」を建設)の招きで盤渓峠、そして幌見峠でスキーを楽しみ、「将来日本でオリンピックを開催するとしたら、山が近い上、雪質に恵まれ、しかも大都会で大学もある札幌において他にない。そのためにはオリンピック用のシャンツェが必要だ。良い場所を見つけ、設計をして送ってくれれば、私が造れるようお世話しよう」と語ったと伝えられています。
この来札を契機に、ホテルオークラ創業者でもある大倉喜七郎男爵の大倉山シャンツェ(大倉山ジャンプ競技場)開設へとつながたので、日本のスキー界にとっては、盤渓峠、幌見峠でのスキーは、エポックメーキングな出来事となったのです。
幌見峠 | |
名称 | 幌見峠/ほろみとうげ |
所在地 | 北海道札幌市中央区盤渓471-110 |
関連HP | 札幌観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄円山公園駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 札樽自動車道新川ICから約10km |
駐車場 | 幌見峠展望駐車場(有料) |
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