サイトアイコン ニッポン旅マガジン

雄島

東尋坊の北1.5m、安東漁港の沖合に浮ぶ無人島が雄島。約1200万年前(新生代第三紀中新世)に噴出した溶岩が冷えて固まった輝石安山岩でできた小島で、海に臨んだ断崖には柱状節理や板状節理が観察できます。標高36m、周囲2kmほどの島の南東部には、航海と漁業の守護神として信仰されてきた三保大明神を祀る大湊神社が鎮座。

「神の島」と呼ばれる無人島

雄島空撮 Photo Map

陸(安島漁港)からは全長224mの朱塗りの雄島橋で結ばれ、橋を渡った所にある神社の鳥居が島の入口のようにもなっています。
島の周囲は隆起海岸ゆえに、海食崖が発達し、東尋坊同様に柱状節理が見事です。

対馬暖流が流れるため、日本海側とはいえ、島内にはスダジイ、タブノキ、シロダモなど暖地性の照葉樹林(常緑広葉樹)が茂っています。

島の西側には、昭和29年1月26日初点灯の白亜の小型灯台、雄島灯台があり、島の景観にアクセントを添えています。

雄島自然研究路を歩けば、30分ほどで島を一周できます。
途中には、落雷などで磁気を帯びた磁石岩、真水が湧く瓜割の水、ヤブニッケイ(クスノキ科クスノキ属の植物)の純林などがあります。

4月20日には大湊神社の祭礼『雄島祭』斎行

島の南東部に鎮座する大湊神社は、白雉年間(はくちねんかん/650年〜654年)に創建されたと伝わる古社で、平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載されています。

源義経が落ち延びる際に立ち寄って家臣の兜を奉納したという伝承も。
往時の社殿は織田信長軍の兵火で焼失。
現存する本殿・拝殿は、1621(元和7)年の再建で、福井県の文化財に指定。

毎年4月20日に斎行される大湊神社の祭礼『雄島祭』は、海に出た家族の無事を祈って御輿を神社に奉納したのが起源の祭礼。
若い衆の「舟御輿」、子供たちの「子供御輿」、18~25歳の女性がかつぐ「乙女御輿」が繰り出します。

雄島
名称 雄島/おしま
所在地 福井県坂井市三国町東尋坊
関連HP 坂井市公式ホームページ
電車・バスで JR芦原温泉駅からタクシーで20分
ドライブで 北陸自動車道金津ICから約17.5km
駐車場 37台/無料
問い合わせ 坂井市観光産業課 TEL:0776-50-3152/FAX:0776-68-0440
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

雄島

東尋坊の北1.5m、安東漁港の沖合に浮ぶ無人島が雄島。約1200万年前(新生代第三紀中新世)に噴出した溶岩が冷えて固まった輝石安山岩でできた小島で、海に臨んだ断崖には柱状節理や板状節理が観察できます。標高36m、周囲2kmほどの島の南東部に

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了