福井県丹生郡越前町、道の駅越前ちかくにある越前ガニをテーマにしたユニークは博物館が、越前がにミュージアム。海に向かって左右のはさみを大きく広げた越前ガニのように見える建物が目印。カニの甲羅にあたる部分がミュージアム棟で、3階から1階へと巡りながら越前ガニについて学べるような仕組みに。
楽しみながらカニ文化、カニ漁を学ぶ
3階は越前の海と海辺の生活を紹介、2階は昔から現在までのカニ漁に関する展示、1階は深海300mを再現した3層吹き抜け巨大ジオラマ「深海300mのパノラマ劇場」、自分の描いた魚の絵が大型スクリーンの水槽で泳ぎ出す「絵画水族館」、マルチプロジェクション投影システムを使ってカニ漁を紹介する「ビッグラブシアター」、まるで本物の漁船に乗って操舵しているような「カニ漁チャレンジ漁船体験シミュレーターレンジ」など、楽しみながらカニ文化、そしてカニ漁の難しさを知ることができます。
はさみの部分にあたる建物のひとつはマーケット棟で、オリジナルグッズショップや越前ガニなどの魚介を扱う海鮮マーケット「越前うおいち」があります。
道を隔てた反対側(山側)に「越前温泉露天風呂漁火」があり、日帰り入浴が可能。
越前ガニとは!?
越前ガニ(越前かに)とは、福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニで、目印として黄色いタグが付けられています。
平成9年に越前町漁業協同組合が黄色いタグを付け、その後、兵庫県が青(松葉かに)、石川県が薄青(加能かに)、京都府(松葉かに)が緑というタグを付けるようになったのです。
水深200~400mのところ、水温0度~3度のところに生息するズワイガニで、水揚げされる越前漁港や三国港は「港が漁場から近い」、「蟹の生息地に近い」(1~2時間で漁場)という優位性から、ブランド化されています。
越前ガニの漁は、例年11月6日に解禁され、翌年3月20日まで行なわれます。
越前がにミュージアム | |
名称 | 越前がにミュージアム/えちぜんがにみゅーじあむ |
所在地 | 福井県丹生郡越前町厨71-324-1 |
関連HP | 越前町観光連盟公式ホームページ |
電車・バスで | JR武生駅から福井鉄道バスかれい崎行きで50分、アクティブランド前下車、すぐ |
ドライブで | 北陸自動車道鯖江ICから約24km、武生ICから約27km |
駐車場 | 400台/無料 |
問い合わせ | 越前がにミュージアム TEL:0778-37-2626/FAX:0778-37-0624 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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