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明鏡洞

明鏡洞

福井県大飯郡高浜町、若狭湾国定公園に指定される城山公園の海岸にある海蝕洞が明鏡洞(めいきょうどう)。明鏡洞のほか、蛭子ヶ洞、鼓ヶ洞、猩々ヶ洞、乙女ヶ洞、外ヶ洞、鋏み洞、揚ゲ小洞の8つの洞穴があり、「八穴の奇勝」と呼ばれています。明鏡洞は、洞窟の穴の向こうに見える水平線が鏡のように見えることが名の由来です。

足利義満も訪れた記録が残る若坂高浜の海食洞

若狭高浜の市街地にほど近い城山公園は、室町時代に築城された高浜城の城跡に整備された芝生の公園で、春には桜の名所となっています。

『若狭国税所今富名領主代々次第』によれば、応永2年9月19日(1395年11月1日)、室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)は、丹後久世戸祠(現・智恩寺)に詣でた後、「若狭高濱矢穴に遊ぶ」と記されています(この穴に矢を隠したという伝承から「矢穴」とも呼ばれていました)。

「八穴の奇勝」のなかで、陸から眺められるのは残念ながら明鏡洞だけで、「若狭高浜、名所は八穴よ、回りゃボートがしぶきで濡れる」(『高浜小唄』)と歌われるように、残りの7穴は船でしか探勝できません(現在ではその手段がありません)。

明鏡洞
名称 明鏡洞/めいきょうどう
所在地 福井県大飯郡高浜町事代
関連HP 若狭高浜観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR若狭高浜駅から徒歩15分
ドライブで 舞鶴若狭自動車道大飯高浜ICから約5km
駐車場 城山公園駐車場(60台/無料、夏季は有料)
問い合わせ 若狭高浜観光協会 TEL:0770-72-0338
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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