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常神の大ソテツ

常神の大ソテツ

若狭湾に突き出す福井県美浜町・若狭町の常神半島(つねかみはんとう)は、手つかずの自然が残り福井県屈指の景勝地として知られています。その常神の自然を代表するのが半島の突端に自生する大ソテツの木で、国の天然記念物(指定名称は「常神のソテツ」)に指定されています。

比較的温暖な常神半島ならではの大ソテツ

このソテツの木は樹齢1300年余りで、高さは6m。
根本から8本の幹に分かれる見事な古木は、若狭の厳しい風雪にも耐える珍しい亜熱帯の植物です。
平成29年2月の大雪で倒れ、現在は支柱で支えられています。

旅館「そてつの家」の裏庭にありますが、土地の伝承では、「自生ではなく、インド人が漂着して植えたもの」なのだとか。
常神半島は、神代の昔、神功皇后が朝鮮遠征の途中、この地に停泊して風波を避けたという伝説の地。
環日本海交流で、大陸との交流もあったと推測できるので漂着説もあながち嘘とはいえません。

日本海側に生息する蘇鉄としては、この常神の大ソテツが最北。
常神半島の先端にある常神区は、対馬暖流の影響で比較的温暖な気候のため、実は冬は雪の降る土地柄ながら暖地性植物が茂っているのです。

常神の大ソテツ
名称 常神の大ソテツ/つねかみのおおそてつ
所在地 福井県三方上中郡若狭町常神
関連HP 若狭町公式ホームページ
電車・バスで JR小浜線三方駅から常神行きバスで常神下車
ドライブで 舞鶴若狭自動車道若狭三方五湖スマートICから約20km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 若狭三方五湖観光協会 TEL:0770-45-0113
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

三方五湖レインボーライン

2018年10月26日

 

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