若狭街道の要所として、天正17年(1589年)に若狭の領主となった浅野長政により造られた熊川宿。若狭街道は、18世紀の後半には、小浜から京都へ鯖を運んだことから鯖街道とも呼ばれていましたが熊川宿はその中継地として栄えました。今も街道に沿って美しい宿場の家並みが続いており、若狭町熊川宿重要伝統的建造物群保存地区に選定。
宿場を流れる用水路「前川」は、平成の名水百選に選定
若狭町熊川宿重要伝統的建造物群保存地区に指定される範囲は、宿場町の大部分を占める延長1.1㎞、幅100mの範囲で、東側から上ノ町(かみんちょう)、中ノ町(なかんちょう)、下ノ町(しもんちょう)と続いています。
「鯖街道」といわれたのは、江戸時代の半ばに若狭で鯖の水揚げが増え、京の人々が大衆魚として賞味するようになったため、若狭街道で運ばれたため。
宿場内には河内川から引き入れた用水路「前川」(平成の名水百選)が流れ、その景観に潤いを与えています。
屋敷への出入口に石橋がかかり、所々に「かわと」とよばれる石組の洗い場が配されています。
道の駅「若狭熊川宿」、熊川宿駐車場を起点に探勝が可能。
復元整備された熊川番所、町指定文化財の旧逸見勘兵衛家住宅、若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館、熊川宿若狭美術館、鯖街道ミュージアム(資料展示館)など見どころも多数。
若狭熊川宿まちづくり特別委員会が組織され、町並みの保存と活性化が図られています。
国土交通省の歴史国道、水の郷百選にも選定。
熊川宿 | |
名称 | 熊川宿/くまかわじゅく |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町熊川 |
関連HP | 若狭町公式ホームページ |
電車・バスで | JR上中駅からJRバスで10分、若狭熊川下車 |
ドライブで | 舞鶴若狭自動車道小浜ICから約14km |
駐車場 | 道の駅若狭熊川宿駐車場(21台/無料)・西口駐車場(13台/無料)など |
問い合わせ | 若狭町観光交流室 TEL:0770-45-9111 |
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