福井県小浜市遠敷にある若狭国一之宮が、若狭姫神社。若狭国の一之宮は上社と下社の総称で、上社が若狭彦神社、下社が若狭姫神社(かわさひめじんじゃ)で、若狭彦神社と対になって知られる神社です。祭神は豊玉姫命(とよたまひめみこと)で、海上安全、海幸大漁、安産育児の神様としても親しまれています。
若狭彦神社と対を成す、若狭小浜のパワースポット
若狭姫神社の創建は若狭彦神社創建の6年後、養老5年(712年)と伝えられていますが、それ以前は若狭彦神社と隣あわせていたとも。
祭神は、若狭姫神社が豊玉姫命ですが、若狭彦神社は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)で、乙姫と山幸彦の関係ということになります。
若狭姫神社、若狭彦神社ともに境内に、本殿、神門、随神門の3つの建物が一直線に配置され、現存する本殿は享和2年(1802年)、神門は享和3年(1803年)、楼門(随神門)は寛保3年(1743年)の造営で、福井県の文化財に指定されています。
若狭姫神社本殿の屋根は、流れるように伸び、優美さを感じさせます。
また境内にそびえる高さ30mの千年杉は、不老長寿、子孫繁栄の象徴。
本殿の後背斜面には、カゴノキ、ムクノキが茂り、1haほどにわたって原生的な常緑広葉樹林(暖地性広葉樹林)が残存していて、福井県の天然記念物に指定されています。
JR東小浜駅からは750mほどで徒歩圏内です。
ほとんどの祭事は下社・若狭姫神社で執り行なわれており、神職も下社にのみ常駐。
神仏習合時代に神社を管理した別当は、神宮寺(若狭神宮寺)で、和銅7年(714年)、若狭国一之宮の神願寺として泰澄大師の弟子・沙門滑元が開創したと伝わり、東大寺二月堂への『お水送り』で有名です。
若狭姫神社 | |
名称 | 若狭姫神社/わかさひめじんじゃ |
所在地 | 福井県小浜市遠敷65-41 |
関連HP | 小浜市公式ホームページ |
電車・バスで | JR東小浜駅から徒歩10分 |
ドライブで | 舞鶴若狭自動車道小浜ICから約3km |
駐車場 | 4台/無料 |
問い合わせ | 若狭姫神社 TEL:0770-56-1116 |
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