昭和62年に落慶した大師山清大寺(だいしざんせいだいじ)は、臨済宗妙心寺派の寺。身の丈17.0mと奈良の大仏を凌ぐ大きさの「越前大仏」(本尊の毘盧遮那仏)は、中国河南省洛陽市郊外の龍門石窟のなかにある、竜門奉先寺座像をモデルに造られたもの。昭和62年5月28日に開眼供養。
高さ日本一の五重塔もぜひ見学したい
大仏を安置する大仏殿は、高さ52.12m、間口58.12m、奥行48.12mという巨大建築。
大仏の左右と後ろの三方の壁には石仏、金仏が合わせて1281体も安置されており、両脇には羅漢像、菩薩像が2体ずつ配置されています。
また、京都の東寺・五重塔よりも高い日本一の五重塔(高さ75m)の各層には石仏や金仏の諸仏、最上階には、阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来の三尊仏を安置。
大師山清大寺を開いたのは相互タクシーの創業者である多田清(ただきよし)氏。
戦前に一タクシー運転手から起業し、一代で大阪を代表するタクシーグループを築き上げた実業家として知られていますが、太平洋戦争でのガソリン不足を見越して多田式木炭車を完成させるなどその発明特許は16に及んでいます。
越前大仏の建造は、地域社会への貢献を兼ね備えた観光事業への進出を目指そうとしたもの。
平成3年7月に亡くなった清氏の葬儀は大師山清大寺で行なわれています。
大師山清大寺は、平成14年に臨済宗妙心寺派の寺となっています。
越前大仏(大師山清大寺) | |
名称 | 越前大仏(大師山清大寺)/えちぜんだいぶつ(だいしざんせいだいじ) Seidaiji Temple(Echizen Daibutsu/Echizen Great Buddha) |
所在地 | 福井県勝山市片瀬50-1-1 |
関連HP | 越前大仏(大師山清大寺)公式ホームページ |
電車・バスで | えちぜん鉄道勝山永平寺線勝山駅から京福バス越前大仏経由大野行きで8分、越前大仏前下車、徒歩3分 |
ドライブで | 北陸自動車道福井北ICから約24.5km |
駐車場 | 400台/無料 |
問い合わせ | 越前大仏(大師山清大寺) TEL:0779-87-3300/FAX:0779-87-2292 |
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