曹洞宗の大本山の永平寺。大庫院(だいくいん)は、庫裏(くり)にあたる堂で、1階には修行僧や参籠者の三度の食事を作る「典座寮」と呼ばれる台所となっています。道元禅師は食事の作法を尊ぶ、食事を整えることは、つまりは命を預かる大事な務めというわけなのです。食事作りは道元禅師の精神に準じて、雲水が持ち回りで担当しています。
庫院前に掛けられた擂粉木(すりこぎ)にも注目を
現在の建物は昭和5年の改築。
地上3階地下1階の近代木造建築で、建築当時のエレベーターが現存し、可動するエレベーターでは日本最古といわれています。
玄関正面には守護神である韋駄尊天(いだそんてん)が祀られています。
庫院前に掛けられた擂粉木(すりこぎ)は、永平寺の名物として有名です。
2階は来賓接待の間、3階は和室の150畳敷の「菩提座」と呼ばれる大広間で、団体の宿泊、法話の会場などにも使われています。
永平寺 大庫院 | |
名称 | 永平寺 大庫院/えいへいじ だいくいん |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町志比5-15 |
関連HP | 永平寺公式ホームページ |
電車・バスで | えちぜん鉄道勝山永平寺線永平寺口駅から京福バス永平寺行きで15分、終点下車。福井駅から京福バス直通ライナーもあり |
ドライブで | 中部縦貫自動車道永平寺参道ICから約5km |
駐車場 | 永平寺町町営第一駐車場(60台/有料) |
問い合わせ | 永平寺 TEL:0776-63-3102/FAX:0776-63-3115 |
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