曹洞宗の大本山、永平寺。七堂伽藍(山門、仏殿、法堂、庫院、僧堂、浴室、東司)のなかで、庫院の並びの南外れにあるのが浴室(よくしつ)。その名のとおりに浴場で、水により悟りを開いたといわれる跋陀婆羅菩薩(ばつだばらぼさつ)が祀られています。三黙道場(僧堂.東司、浴室)のひとつで、修行僧は入浴中も私語が禁じられています。
永平寺では入浴は、身も心も清めるための大切な修行
入浴は、身も心も清めるための大切な修行であるという考えのもと、作法に従って厳粛に行なわれています。
元の順帝の勅によって東陽徳煇が編集した禅院生活の規範の書『勅修百丈清規』(ちょくしゅひゃくじょうしんぎ)などの規定によれば、古来は暑い時期には毎日、寒い時期には5日に一度入浴していました。
現在、曹洞宗では月のうち、4と9の付く日(四九日、しくにち)が入浴日と定められ、夏場などには淋汗(りんかん)と称して沐浴(もくよく)が許されています。
永平寺 浴室 | |
名称 | 永平寺 浴室/えいへいじ よくしつ |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町志比5-15 |
関連HP | 永平寺公式ホームページ |
電車・バスで | えちぜん鉄道勝山永平寺線永平寺口駅から京福バス永平寺行きで15分、終点下車。福井駅から京福バス直通ライナーもあり |
ドライブで | 中部縦貫自動車道永平寺参道ICから約5km |
駐車場 | 永平寺町町営第一駐車場(60台/有料) |
問い合わせ | 永平寺 TEL:0776-63-3102/FAX:0776-63-3115 |
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