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常磐神社

水戸の偕楽園(かいらくえん)に隣接する常磐神社(ときわじんじゃ)は、義公と呼ばれた第2代水戸藩主・徳川光圀(とくがわみつくに=「水戸黄門」)と烈公と呼ばれた第9代水戸藩主・徳川斉昭(とくがわなりあき)を祀る神社で明治6年に創建。境内には、二人の名が付いた歴史博物館「義烈館」があります。例祭は5月12日。

義烈館には那珂湊反射炉鋳造の「太極砲」を展示


徳川光圀
徳川斉昭

祭神は、高譲味道根之命(たかゆずるうましみちねのみこと=徳川光圀)、押健男国之御楯命(おしたけおくにのみたてのみこと=徳川斉昭)で、開運招福、学業成就、厄除けなどに御利益があるのだとか。

幕末から明治初年に全国で藩祖や名君を祀る神社の創建が相次ぎましたが、常磐神社もそのひとつ。
徳川光圀と徳川斉昭の徳を慕う水戸藩士により偕楽園内に祠堂が建てられたのが始まりです。
印籠を模った「印籠守」を授与して人気を博しています。

歴史博物館「義烈館」には、徳川光圀が編纂を開始し、250年もの歳月をかけて完成した『大日本史』の420巻に及ぶ草稿や書画、工芸品など光圀と斉昭ゆかりの品々が展示されています。
館内には江戸時代最大級の大砲で那珂湊(なかみなと)の反射炉で製造され江戸湾防備に使われた「太極砲」も展示。
製造された75門のうち74門は幕府に献上され、残りの1門が水戸藩に残されましたが、境内に展示されているのがこの藩有の「太極砲」です。
口径36cm、砲身127cm、徳川斉昭筆の「太極」の銘が入っています。

水戸の初詣の神社としても人気
常磐神社
名称 常磐神社/ときわじんじゃ
TOKIWA JINJA Shrine
所在地 茨城県水戸市常磐町1-3-1
関連HP 常磐神社公式ホームページ
電車・バスで JR水戸駅から茨城交通バス偕楽園行きで17分、終点下車、すぐ
ドライブで 常磐自動車道水戸ICから約8.5km
駐車場 常磐神社駐車場(100台/有料)
問い合わせ 常磐神社 TEL:029-221-0748/FAX:029-221-0154
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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