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野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館)

野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館)

明治15年、福島県にほど近い茨城県多賀郡磯原村(現在の北茨城市磯原)で童謡詩人・野口雨情が誕生。生家は、水戸徳川家藩主の御休息所で「観海亭」と称され「磯原御殿」ともいわれた名家です。その野口雨情に関する資料を展示するのが野口雨情記念館で、2階部分が北茨城市歴史民俗資料館になっています。

「童謡とは、童心より流れて童心をうたう自然詩である」

野口雨情は2000編以上の詩を残し、『ペチカ』、『待ちぼうけ』の北原白秋、『肩たたき』の西条八十(さいじょうやそ)と並び「日本三大童謡詩人」のひとりともいわれています。

館内では『赤い靴』『七つの子』『雨ふりお月さん』などの童謡が流れるなか、作品の初出原稿や直筆の色紙、書簡、遺品などが見学できます。
2階はこの地方の民俗資料の展示した北茨城市歴史民俗資料館。
細原遺跡などの古代遺跡、神岡上古墳群の出土品、江戸時代に庄屋沼田主計が開削した「十石堀」、常磐炭鉱など日本の近代化を支え基幹産業だった石炭産業、日本美術院の五浦移転、戦時中に五浦からアメリカめがけて放たれた風船爆弾などを紹介しています。

併設のミュージアムショップでは、童謡のCDの他、童謡『赤い靴』をモチーフにしたグッズも販売されています。

ちなみに野口雨情によれば、
「童謡とは、童心より流れて童心をうたう自然詩である。
童心とは、天より与えられた純真無垢なもので、全愛の心をもち、もののあはれを感ずるものである。
詩とは、言葉の音楽で読んで味わうものではなく、うたうものである。
民謡とは、民族生活の情緒をつたふ唯一の郷土詩であり、土の自然詩である。」
とのこと。

野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館)
名称 野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館)
/のぐちうじょうきねんかん(きたいばらきしれきしみんぞくしりょうかん)
Noguchi Ujo Memorial Museum,Kitaibaraki-shi Historical Museum
所在地 茨城県北茨城市磯原町磯原130-1
関連HP 野口雨情記念館公式ホームーページ
電車・バスで JR磯原駅から徒歩15分
ドライブで 常磐自動車道北茨城ICから約4km
駐車場 25台/無料
問い合わせ 野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館) TEL:0293-43-4160/FAX:0293-44-3216
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

野口雨情生家・資料館

2018年1月18日

 

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