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七ツ洞公園

七ツ洞公園

茨城県水戸市の郊外、下国井町にあるイギリスの造園コンサルタント会社が設計した水戸市立のイギリス式庭園(自然風景式庭園)。イギリスの建材を使用して作庭された日本では珍しい本格的な英国風景式庭園で、美しい園内は映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地にもなっています。七ツ洞という名は、横穴古墳が7つあったことに由来。

映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地

フランスの幾何学式庭園に対し、「絵のように美しい」(picturesqu/ピクチャレスク=18世紀後半のイギリスに始まる、田園風景や異国趣味などの絵画的な雰囲気を尊重する美的概念)ことをテーマに、風景画を意識する庭園が英国風景式庭園。

七ツ洞公園の中央をうねるように流れる水がサーペンタイン( serpentine=曲がりくねった)で、もともとあった溜池を再生しています。
人工的に廃墟を築いたフォリー群(folly)、イングリッシュローズが咲くレンガの壁に囲まれた庭など、英国風景式庭園の真髄を感じることができます。

映画『テルマエ・ロマエ』(平成24年公開、監督・武内英樹、主演・阿部寛)では山越真実(上戸彩)が古代ローマにタイムスリップする井戸、ケイオニウス(北村一輝)が女性と密会するシーンに使われていますが、18世紀の英国風景式庭園では、当時流行した古代ローマを描いた風景画を庭に取り入れ、古代ローマ様式の造形物が数多く造られたのです。
ですからイングリッシュガーデンに、古代ローマ風の建物があるのは、18世紀のヨーロッパの流行の反映ということに。

七ツ洞公園
名称 七ツ洞公園/ななつどうこうえん
所在地 茨城県水戸市下国井町2243
関連HP 七ツ洞公園公式ホームページ
電車・バスで JR水戸駅から大宮営業所行きバスで農業試験場入口下車、徒歩20分
ドライブで 常磐自動車道水戸北スマートIC、那珂ICから約5km
駐車場 265台/無料
問い合わせ 水戸市公園緑地課 TEL:029-232-9214
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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