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輪島塗会館

輪島塗会館

石川県輪島市河井町、輪島市街を走る国道249号沿い、河原田川に架かる新橋東詰に建つのが、輪島塗会館。輪島漆器商工業協同組合の運営する施設で、1階が輪島塗のショップ、2階が輪島塗資料展示室で、国の重要有形民俗文化財を含む4000点余りにも及ぶ漆器を収蔵展示しています。

1階がショップ、2階は有料の輪島塗資料展示室

1階の漆器を購入できる販売所では、60店ほどの漆器専門店が出店。
漆器店を訪ね歩くのもいいのですが、まずはお気に入りの漆器、店を探すのもおすすめです。

2階は漆芸の頂点ともいわれる輪島塗の逸品を展示。
ため息が出るほどの優美な品々から、究極の伝統美を感じ取ることができます。
輪島塗は中世(鎌倉時代後期〜室町時代初め頃)に誕生。
当初は信仰行事用でしがが、その後日常使いにもなり、堅牢さが要求されるようになり、改良工夫が続けられました。
最初は無地でしたが、享保年間(1716年~1736年)頃、輪島独特の華やかな沈金技法を考案。
現在では一般的な蒔絵(まきえ)も文政年間(1804年~1829年)頃、会津から来た安吉夫婦によって会津蒔絵が伝えられ、さらに京、加賀の蒔絵技術が伝わって、華麗さが加わり、優れた漆芸が生み出されるようになったのです。

輪島塗資料展示室には製品のほか、製作関係用具、職人生活用具なども多数展示され、製作関係2557点、職人生活関係45点、製品1142点、販売関係60点は、「輪島塗の製作用具及び製品」として国の重要有形民俗文化財の指定を受けています。
散逸しがちな製作関係などの品は、初代の館長を務めた星野丈之助さんが輪島塗の全貌を網羅する資料として、精力的に収集したもの。

画像協力/石川県観光連盟

輪島塗会館
名称 輪島塗会館/わじまぬりかいかん
所在地 石川県輪島市河井町24-55
関連HP 輪島漆器商工業協同組合公式ホームページ
電車・バスで のと鉄道穴水駅から北鉄バス輪島駅前行きで38分、輪島高校前下車、徒歩10分
ドライブで のと里山海道のと里山空港ICから約15km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 輪島塗会館 TEL:0768-22-2155/FAX:0768-22-2894
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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