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国分山医王寺

国分山医王寺

石川県加賀市、山中温泉にある行基開基と伝わる真言宗の古刹が国分山医王寺(こくぶんざんいおうじ)。「忘れしゃんすな 山中道を 東ゃ松山 西ゃ薬師」と『山中節』にも歌われる寺で、山中温泉の守護寺。山中温泉を発見した行基は、国分寺を建立、薬師の尊像を安置したと伝えられています。

山中温泉を再興した長谷部信連が中興

文治年間(1185年~1190年)、源頼朝から平家追討時代の功績を認められ奥能登の有力御家人となった長谷部信連(はせべのぶつら)が山中温泉を再興、行基作であろう薬師如来像を掘り出し、国分山医王寺を創建したもの。
長谷部信連は、源頼朝の命を受けて加賀の逆徒を討ち、その功績により江沼郡塚谷(現在の山中温泉周辺)を加領されているので、その際に、温泉を見出したのだと推測できます。

現存する多宝塔などの建物は昭和初年の大火で焼失後、昭和33年の再建。

展示室には、国の重要文化財に指定される陶製の金剛童子立像、『山中温泉縁起絵巻』2巻や芭蕉の忘れ杖も収蔵されています。
毎年3月15日(釈迦の命日)の『涅槃会』(はんにゃえ)で撒かれる団子を食べるとその年は虫がわかないと伝えられています。

画像協力/山中温泉観光協会

国分山医王寺
名称 国分山医王寺/こくぶんざんいおうじ
所在地 石川県加賀市山中温泉薬師町リ-1
関連HP 加賀市観光交流機構公式ホームページ
電車・バスで JR加賀温泉駅から加賀周遊バスで山中温泉 菊の湯・山中座下車、徒歩5分
ドライブで 北陸自動車道加賀ICから約12km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 国分山医王寺 TEL:0761-78-1230
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

山中うるし座(山中漆器伝統産業会館)

石川県加賀市山中温泉にある、山中漆器の歴史を紹介し、現代の名工・川北良造(重要無形文化財保持者)の作品を展示する施設で、販売コーナーでは、山中漆器の名品の販売も行なっています。ろくろ挽きの実演コーナーもあり、伝統の技を間近で見学することも可

 

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