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こまつの杜

こまつの杜

石川県小松市にある世界的建設機械メーカーのコマツ(小松製作所/KOMATSU)の小松工場跡地に、平成23年5月にオープンした見学施設が、こまつの杜。創立100周年を記念して、令和3年にリニューアオープン。「わくわくコマツ歴史館」、「わくわくコマツキッズ館」、「わくわくコマツ未来館」が中心施設で、ファミリーにも人気。

「930E&PC4000 運転席試乗」が大人気!

こまつの杜で注目は、大型ダンプトラック930Eと超大型油圧ショベルPC4000に試乗できる「930E&PC4000 運転席試乗」。

世界最大級の大型ダンプトラック930Eは積載量がなんと297トン。
超大型油圧ショベルPC4000は、アメリカ、オーストラリア、チリ、カナダ、ブラジル、ロシアの鉱山で活躍する油圧ショベルで、大きなバケットで土を掘り起こし、ダンプトラックに積み込むもので、日本には、こまつの杜に1台あるだけ。

「わくわくコマツ歴史館」は、コマツ旧本社建屋を再現した地上2階建ての建物で、創業期から現在に至るコマツの歴史を紹介しています。
加賀の木材を使った「わくわくコマツキッズ館」には、授乳室や救護室、幼児用のキッズエリア、建設機械の仕組みや原理を体験しながら学べる展示があります。
「わくわくコマツ未来館」は、建設機械の誕生から現在までの歴史の紹介コーナーのほか、こまつの杜オリジナルグッズを販売する売店を併設。

遊泉寺銅山の附属施設として創業

世界的な建設機械メーカー、コマツ(小松製作所/KOMATSU)は、遊泉寺銅山(ゆうせんじどうざん=現・小松市鵜川町あった鉱山)の附属施設として大正6年、竹内明太郎(たけうちめいたろう=高知県出身、吉田茂の兄、日産自動車の前身の快進社を設立、早稲田大学理工学部を設立)が小松鉄工所を開設したのが始まり。

竹内明太郎は明治35年、江戸時代中期からの歴史ある鉱山、遊泉寺銅山の経営に乗り出し、遊泉寺〜小松間に専用軌道を敷設、小型溶鉱炉真吹法の採用など近代的な鉱山経営によって業績を上げています。
明治44年〜大正元年に欧州視察を行ない、日本との機械工業技術力の格差を痛感。
鉱山業から機械工業への転身を図り、快進社社長の橋本増治郎が小松鉄工所の初代所長に就任しています。
快進社では、ガソリンエンジンによる初の国産自動車の試作を行ない、大正3年3月に上野で開催された大正博覧会に出展された国産第一号自動車が「DAT号」です。
ダットとは、脱兎を意味する言葉ですが、実は、橋本が「産みの親」と慕う田健次郎(D)、青山禄郎(A)、竹内明太郎(T)のイニシャルをとったもの。

遊泉寺銅山は大正9年に閉鎖され、その付属施設だった小松鉄工所は、資本金100万円で小松製作所として独立。
戦中は軍需工場として、戦後は初の国産トラクターやブルドーザーを開発し、建設機械のトップメーカーとして飛躍したのです。

こまつの杜
名称 こまつの杜/こまつのもり
所在地 石川県小松市こまつの杜1
関連HP こまつの杜公式ホームページ
電車・バスで JR小松駅から徒歩1分
ドライブで 北陸自動車道小松ICから約4km
駐車場 こまつの杜専用駐車場(北側・31台/南側・27台)/無料
問い合わせ こまつの杜 TEL:0761-24-2154
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

遊泉寺銅山ものがたりパーク

石川県小松市鵜川町にある安永元年(1772年)に創業し、大正9年に閉山した遊泉寺銅山(ゆうせんじどうざん)の跡地を利用したのが遊泉寺銅山ものがたりパーク。世界的建設機械メーカーのコマツ(小松製作所)も遊泉寺銅山の鉱山機械製造として創業し

 

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