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観音下石切り場

観音下石切り場

石川県小松市観音下町、大正初期から始まり、現在も掘削が行なわれる日華石(浮石質凝灰岩)の石切り場が、観音下石切り場(かながそいしきりば)。高さ50m以上という採石場の石壁が圧巻です。国会議事堂や甲子園ホテル、旧前田侯爵邸など、全国の近代建築に活用される石材で、加賀では塀や蔵に利用されている黄色い石です。

日華石の採石場を国道から遠望

白山の火山灰が堆積してできた凝灰岩で、石質が軟らかいので加工しやすく、多孔質で、耐火性があるのが大きな特徴。
黄色っぽい色も人気で、最近ではピザ窯、囲炉裏、薪ストーブの床などにも利用されています。

国道416号、十二ヶ滝(寄り道パーキング布橋十二ヶ滝)から2.5kmほど郷谷川沿いに上流へと走ると対岸に石切り場の岩壁を眺望します。
観音下町公民館近くの観音下石材が現在も石を切り出していますが、危険があるため、立ち入ることはできません。
観音下石材では、ミニ灯籠などを販売しています。
また、観音下町の「かなんぼカフェ」がビジターセンター的な役割を担っているので、興味があれば寄り道を。

観音下石切り場は、日本遺産『「珠玉と歩む物語」小松〜時の流れの中で磨き上げた石の文化〜』の構成資産にもなっています。
小松市には、観音下石切り場のほか、ガイド付きで見学が可能な滝ヶ原石切り場、小松城の石垣などに使われた鵜川石切り場跡、第二次大戦末期には中島飛行機(現・富士重工業)が洞窟を利用して部品を製造した遊泉寺石切り場跡があります。

観音下石切り場
名称 観音下石切り場/かながそいしきりば
所在地 石川県小松市観音下町ホ52
電車・バスで JR小松駅からタクシーで24分
ドライブで 北陸自動車道小松ICから約17km
問い合わせ 観音下石材 TEL:0761-41-1509/FAX:0761-41-1509
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

滝ヶ原石切り場

石川県小松市は、滝ヶ原石、日華石を産する「石の里」。滝ヶ原石を産した滝ヶ原地区(小松市滝ケ原町)には、アーチ型石橋も5橋が現存し、石を切り出した滝ヶ原石切り場の見学も可能です。日本遺産『「珠玉と歩む物語」小松〜時の流れの中で磨き上げた石の文

鵜川石切り場

石川県小松市立明寺町、ハニベ巌窟院(はにべがんくついん)近くにあるのが鵜川石切り場。飛鳥時代の河田山古墳(飛鳥時代)の石室から近世の小松城の石垣、そして近代建築にも使われる角礫凝灰岩石材の石切り場の跡で、水が溜まった洞内は、「青の洞窟」のよ

滝ヶ原アーチ石橋群

石川県小松市滝ケ原町、滝ヶ原石切り場(現役で稼働する本山丁場、滝谷口大滝丁場跡、西山丁場跡)のある滝ヶ原地区は、建築や墓石、寺社石造物に使われる滝ヶ原石の産地ですが、滝ヶ原石を使用し、明治時代後期から昭和初期に架橋された5つの石橋が現存し、

小松市立博物館

石川県小松市、芦城公園(ろじょうこうえん=小松城三ノ丸跡)にあるミュージアムが小松市立博物館。昭和33年、石川県で第一号の登録博物館として開館した歴史ある博物館。人文・自然科学資料を収蔵する総合博物館で、小松城や北前船、九谷焼、「こまつの石

 

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