JRグループの特急のなかで乗車距離の短い順のランキングです。通勤通学を対象としたビジネス特急が多いのが特徴で、2025年3月15日のダイヤ改正で、中央線快速・青梅線にグリーン車導入で特急「はちおうじ」(47.4 km)、特急「おうめ」(56.0km)が廃止、ランキングに変動があります。
1位 特急「きりしま81号」・「きりしま82号」
線名:鹿児島本線
区間:国分駅(こくぶえき/鹿児島県霧島市)〜鹿児島中央駅(鹿児島市)
鉄道会社:JR九州
乗車距離:33.7km
所要時間:40分(特急「きりしま81号」)
内容:国分駅を6:58発の普通列車は、鹿児島中央駅7:44着で所要46分、特急「きりしま81号」と5分しか違いがありません(ホームライナー的な運用です)
「特急は長距離じゃないと乗らない」という九州人は多いため、廃止も話題になりますが、まだ廃止にはなっていません
2位 特急「しらさぎ」(名古屋始発を除く)
線名:北陸本線
区間:米原駅(滋賀県米原市)〜敦賀駅(福井県敦賀市)
鉄道会社:JR西日本
乗車距離:45.9km
所要時間:30分(長浜通過の「しらさぎ53号」など)
内容:2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸開業で運転区間を短縮し、敦賀止まりに
特急「しらさぎ」は、名古屋駅始発が8往復、米原始発(新幹線連絡)が7往復運転、運転距離が短いのは50番台の「しらさぎ51号」など米原〜敦賀往復のもの
3位 特急「あかぎ1号」「あかぎ4号」
線名:高崎線
区間:上野駅(東京都台東区)〜鴻巣駅(埼玉県鴻巣市)
鉄道会社:JR東日本
乗車距離:46.7km
所要時間:49分(「あかぎ1号」)
内容:2025年3月15日のダイヤ改正で、土・休日の運行がなくなり、定期列車は上り4本、下り5本
上野発高崎行きは1本(9号)のみ、高崎発は新宿行き1本(6号)のみ
4位 特急「かいおう」
線名:筑豊本線・篠栗線・鹿児島本線(福北ゆたか線)
区間:博多駅〜直方駅
鉄道会社:JR九州
乗車距離:47.4km
所要時間:52分(「かいおう2号」)
内容:福北ゆたか線電化開業と同時に運行を開始した特急で、現在は1往復運転
運行時には、現役の大相撲力士(大関)だった魁皇博之の四股名に由来するという珍しい特急として話題に
5位 特急「らくラクやまと」
線名:関西本線(大和路線)・大阪環状線・東海道本線(梅田貨物線)
区間:新大阪駅〜奈良
鉄道会社:JR西日本
乗車距離:52.0km
所要時間:59分
内容:奈良県内を走る定期特急列車としては、民営化後初となる特急
平日1往復運転の特急「らくラクやまと」は通勤通学に対応し、3両編成、全車指定の短い特急です
新大阪駅〜奈良の特急「まほろば」は、おおさか東線経由で54.4kmの乗車距離
2025年4月に第1編成「安寧」がリニューアルデビュー、2025年秋に第2編成「悠久」が登場の予定の観光特急
ランキングに変動あり! JR特急の乗車距離「短い順」 TOP5 | |
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