本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称が瀬戸大橋。瀬戸内海をまたぐ本州四国連絡橋の児島・坂出ルートで、道路・鉄道併用橋としては世界一の規模を誇り、橋全体の長さは、下津井瀬戸大橋から南備讃瀬戸大橋まで、6つの橋をあわせて9368mにもなります。時速80kmで走れば、7分間を要することに。
瀬戸内海を結ぶ橋の全長は世界最長
日本ではそれぞれ単独の橋とみなされる連続する10の橋を合わせた合計の長さは、橋と橋の間に位置する高架部を含めると13.1kmにも及び、道路・鉄道併用橋(上層が瀬戸中央自動車道、下層がJR四国の瀬戸大橋線=本四備讃線)としては世界最長。
「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネスブック(Guinness World Records)にも登録されています。
ただし、JR四国の瀬戸大橋線(本四備讃線)の児島駅〜(瀬戸大橋)〜宇多津駅(うたづえき)間には駅はなく、高架部分と橋梁が連続しています。
瀬戸中央自動車道も櫃石島IC、岩黒島IC、与島ICと3ヶ所のインターがありますが、利用できるのは島民および関係者、緊急車両や路線バス、郵便物集配車両などに限られており、観光客などは利用できないので注意が必要。
途中の与島パーキングエリア(与島PA)には、北備讃瀬戸大橋のアンカレイジ(吊り橋のケーブルを固定する橋台)があります。
与島PA第1駐車場に隣接する与島プラザには、フードコート、売店、「架け橋夢うどん店」、ジェラート&ソフト工房「マリン」、案内所があり、展望台も設置されているので時間が許せばお立ち寄りを。
瀬戸大橋架橋の夢は明治時代に始まっていた!
瀬戸内海をまたぐ橋の架橋という夢のようなプロジェクトは、明治22年5月23日、香川県議会議員・大久保諶之丞が讃岐鉄道開通式での祝辞で瀬戸大橋の架橋を提唱したのに始まります。
昭和30年5月11日に宇野と高松を結んだ国鉄宇高連絡船「紫雲丸」が濃霧の中で沈没した紫雲丸事故を契機に香川県議会が「宇高連絡鉄道建設促進に関する意見書」を国に提出。
その後、昭和50年頃から具体的に瀬戸大橋(児島・坂出ルート)案での工事開始案が進展し、昭和53年10月10日、坂出市番の州緑町にて起工式が行なわれました。
昭和63年4月10日、瀬戸中央自動車道と、JR四国本四備讃線(瀬戸大橋線)が開業(与島で『瀬戸大橋開通式』を開催)。
昭和30年5月11日に宇野と高松を結んだ国鉄宇高連絡船「紫雲丸」が濃霧の中で沈没した紫雲丸事故を契機に香川県議会が「宇高連絡鉄道建設促進に関する意見書」を国に提出。
その後、昭和50年頃から具体的に瀬戸大橋(児島・坂出ルート)案での工事開始案が進展し、昭和53年10月10日、坂出市番の州緑町にて起工式が行なわれました。
昭和63年4月10日、瀬戸中央自動車道と、JR四国本四備讃線(瀬戸大橋線)が開業(与島で『瀬戸大橋開通式』を開催)。
瀬戸大橋 | |
名称 | 瀬戸大橋/せとおおはし |
所在地 | 香川県坂出市番の州緑町〜岡山県倉敷市下津井田之浦 |
関連HP | 本州四国連絡高速道路公式ホームページ |
電車・バスで | 坂出駅前から琴参バス瀬戸大橋(浦城行)で20分、終点下車 |
ドライブで | 瀬戸中央自動車道児島ICから坂出北ICまで |
駐車場 | 与島パーキングエリア第1駐車場(336台)・第2駐車場(424台) |
問い合わせ | 本州四国連絡高速道路お客さま窓口 TEL:078-291-1033 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag