五色台スカイラインの北側(瀬戸内海側)の入口が大崎鼻(国土地理院地形図には大崎ノ鼻と表記)。この大崎鼻(大崎ノ鼻)から対岸、本州側にある玉野市日比5丁目までは7㎞ほどで、実は四国と本州の最短距離の場所となっています。途中には小槌島、大槌島があり、本州から四国への渡り鳥の格好のルートとなっています。
本州と四国を結ぶ最短地点が大崎鼻!
大崎鼻(大崎ノ鼻)の五色台スカイライン入口には、県道16号沿いの岬突端の路側に駐車スペースが用意されています。
大崎鼻展望地などと称されてもいますが、とくに施設はありません。
10月~11月にかけてなら、ヒヨドリ、ツグミなどの渡り鳥を観察できます。
眼前に小槌島、大槌島を望むほか、東には女木島、男木島や屋島を眺望。
ピラミッド型の小槌島、大槌島はともに無人島。
鯛や鰆の好漁場だったため、江戸時代には高松藩と備前藩の境界争いが絶えませんでした。
それで境界を定めるために瀬戸内界に樽を流し、その航跡が藩境にという樽流し伝説が残されています。
伝説の主人公が児島の菅野彦九郎。
菅野彦九郎はあらかじめ樽を流し、樽が櫃石島の沖にある与島の南を通って、西の水島灘に抜けるのを確認していたのだとか。
それで幕府の見分役立ち会いのもとに樽を流したところ、テストの際と潮流が異なって、高松藩側に有利な裁定となったのだとか。
しかしこれはあくまで創作の話。
享保17年(1732年)9月21日に幕府の勘定奉行が下した判決にもとづき、島は備前藩と高松藩で仲良く分けられているのです。
今も大槌島の中央に県境が通っています。
大崎鼻 | |
名称 | 大崎鼻/おおさきはな |
所在地 | 香川県坂出市王越町木沢 |
ドライブで | 瀬戸中央自動車道坂出北ICから約17.8km |
駐車場 | 3台 |
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