香川県高松市のサンポート(高松港)にあるデザイン灯台が、せとしるべ。正式名は高松港玉藻防波堤灯台(たかまつこうたまもぼうはていとうだい)で、高松港のウォーターフロント事業により、そのシンボルとして世界初のガラス灯台を築いたもの(平成10年11月1日に初点灯)。
「瀬戸の都」サンポート高松のランドマーク
灯台の前身である初代の高松港西防波堤灯台(昭和39年12月28日に初点灯)は、国鉄・JRの宇高連絡船(岡山県宇野港〜高松港を結んだ鉄道連絡船、昭和25年からは乗客が乗った客車の車両航送も実施、平成3年に廃止)の時代に高松港の「赤灯台」と呼ばれ人々に親しまれてきた灯台です。
移設改築にあたり、「瀬戸の都」のキャッチフレーズに高松港頭地区「サンポート高松」(サンは、太陽のSUNと讃岐の讃の意)が誕生するのにあたって、そのシンボル的な存在として築かれた灯台が、2代目の高松港玉藻防波堤灯台、「せとしるべ」です(湾岸整備は、平成11年8月27日完成)。
「せとしるべ」の名は、愛称の公募で、全国5000通ほどの応募から選ばれたもの。
海上保安庁が「デザイン灯台」に認定する灯台のひとつで、外装材にガラスブロックを使用し、夜になるとなんと内部から灯台を照明し、灯台そのものが赤く光るというユニークな試みもある、世界初の灯台。
塔高14.2m、灯火標高(平均海面〜 灯火)12.7m、光達距離は 11.5海里(21.3km)
構造は鉄骨5階建てで、19cm四方の透過性ガラスブロック1600個で構築。
日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」に、夜景観光コンベンション・ビューローから「日本三大夜灯台」と「日本夜景遺産」に認定されています。
せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台) | |
名称 | せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台)/せとしるべ(たかまつこうたまもぼうはていとうだい) |
所在地 | 香川県高松市サンポート8 (玉藻防波堤外端) |
関連HP | 高松海上保安部公式ホームページ |
電車・バスで | JR高松駅から徒歩15分 |
ドライブで | 高松自動車道高松西ICから約10km |
駐車場 | 港湾第1駐車場など |
問い合わせ | 高松海上保安部交通課 TEL:087-821-7012 |
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