2025年3月15日(土)、中央線快速・青梅線のグリーン車が本格スタートしますが(それまではお試し期間を実施中)、新宿〜八王子は営業キロは50キロまでで、Suicaグリーン料金750円です。対して特急指定券は760円と10円アップするだけ。さらに大月までだと特急の優位性が際立ちます。
「えきねっと」利用なら新宿〜八王子も特急のほうが安い
東京〜八王子は新宿乗車の場合は、必ず座れるとはいえないグリーン車よりも、特急指定席が10円高いだけなので、おすすめといえるでしょう。
さらに、JR東日本の指定券販売サイト「えきねっと」のチケットレス割引なら660円なので、特急利用のほうが安いことになります。
大月まで中央線快速のグリーン車を利用し、富士急線に乗り換えと考える人も多いことでしょうが、「えきねっと」で、在来線チケットレス特急券(トク割)を利用すると(大月までは特急「かいじ」のみ適用)、在来線の特急料金は35%引き。
大月までの指定席特急料金は1020円ですが、在来線チケットレス特急券(トク割)なら指定席であるのにもかかわらず、大月までの特急券は660円という安さとなります。
発売される席数、列車などに制限がありますが、もし購入できなくても通常の特急券は100キロまで1020円(車内での購入は1280円)なので、事前購入しておけば、グリーン車プラス20円で、特急に乗車することができます。
特急「かいじ」、「あずさ」に使われるE353系のシートピッチは960mm、中央線快速のグリーン車のシートピッチは両開きドアの導入でデッキが広くなった分、従来より少し狭くなって950mm(従来のグリーン車は970mm)なので、シートピッチも特急に軍配が上がります。
快速のグリーン車のメリットは、2階建ての展望ということでしょうか。
時間的には中央線快速が東京駅から1時間58分、新宿駅から1時間41分(東京8:57発)、特急「かいじ」が新宿駅から1時間5分(新宿8:30発)と圧倒的な優位性を誇っています。
ただし在来線チケットレス特急券(トク割)に関しては東京・新宿〜大月は「かいじ」のみの設定で、「あずさ」は利用できません。
また通常は午前中に東京駅を発車する特急の設定がないため、東京駅乗車はグリーン車か、あるいは新宿まで移動して特急乗車の選択ということに。
ちなみに東京〜高尾間の営業キロは53.1キロ。
ひと駅手前の西八王子までなら49.8キロ。
中央線快速のグリーン料金はSuicaを使って50キロまで750円、100キロまで1000円なので、東京〜八王子の移動の際は、西八王子でグリーン車から普通車に移動するという裏技を使えば(グリーン券を西八王子まで購入)250円得する計算に。
新宿〜八王子・大月は中央線快速グリーン車より特急指定席利用がお得! | |
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