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関東最短のJR線は、路線距離5.5km! 「関東の短いJR線」TOP10

赤羽線

意外に知られていませんが関東で最短のJR路線は、赤羽線(赤羽駅〜池袋駅)。もともとは山手線の前身、品川線として開業した歴史ある路線ですが、5.5kmしかなく関東で最短。日本全国のJR線でも4位にランクインする短い路線です。2位の鶴見線も全国7位の短距離路線ですが、13駅もあり、駅間距離は最短の路線です。

赤羽線は昭和47年まで、山手線だった!

赤羽線(埼京線)は、りんかい線・新木場駅、相鉄線・海老名駅まで直通運転

赤羽線は明治16年7月28日に開業した日本鉄道(東北本線の前身)上野駅〜熊谷駅と横浜港・東海道本線を連絡する鉄道として、明治18年3月1日開業の品川線(赤羽〜板橋〜池袋信号所〜新宿〜渋谷〜品川)がルーツ。

当初はこの品川線が本線で、それに合流する形で、明治36年4月1日、日本鉄道の隅田川線・土浦線との合流路線の豊島線(田端駅〜池袋信号所)が敷設され、池袋駅が開設され、明治34年8月、品川線(全線)を含めて、山手線が誕生しました。

誕生時にはまだ環状運転は行なわれず、現在の赤羽線も山手線の一部でした。
大正14年11月1日に山手線の環状運転が始まり、それまで本線だった現・赤羽線が支線状態となり(名目上は赤羽駅〜池袋駅が本線)、昭和47年7月15日になってようやく赤羽線が分離独立して誕生しました。
昭和60年9月30日に東北本線の支線として、埼京線が誕生、直通運転が開始されましたが、今も赤羽線の路線名はそのままです。

赤羽線、十条駅の踏切

 「関東の短いJR線」TOP10

順位距離路線名区間駅数
1位5.5km赤羽線赤羽駅〜池袋駅
(埼京線として運用)
山手線の前身、品川線がルーツ
4駅
2位9.7km鶴見線鶴見駅〜扇町駅
浅野駅〜海芝浦駅(海芝浦支線)
武蔵白石駅〜大川駅(大川支線)
13駅
3位11.1km五日市線拝島駅〜武蔵五日市
(全列車が線内運転で直通運転なし)
浅野財閥の五日市鉄道が前身
7駅
4位13.8km東金線大網駅~成東駅
(千葉駅直通列車を含め普通列車のみ運転)
房総鉄道がルーツの歴史ある路線
5駅
5位16.9km伊東線熱海駅~伊東駅
(伊豆急行線・東海道本線に直通列車運転)
日本で最初にCTCを導入した路線
6駅
6位17.4km鹿島線香取駅~鹿島サッカースタジアム駅
(佐原駅・成田駅〜鹿島神宮などに直通列車運転)
鹿島サッカースタジアム駅で鹿島臨海鉄道に接続
6駅
7位20.4km烏山線宝積寺駅~烏山駅
(宇都宮駅まで直通する列車を運転)
大正12年開業の歴史ある路線
8駅
8位20.6km山手線品川駅~田端駅
(運用は東海道線、東北本線を利用して環状運転)
大正14年11月1日に環状運転開始
17駅
9位22.1km根岸線横浜駅~大船駅
(京浜東北線と一体化して運転)
昭和48年4月9日に全通
12駅
10位23.9km横須賀線大船駅~久里浜駅
(総武快速線に直通運転)
もともとは横須賀軍港への軍用路線として敷設
9駅
関東最短のJR線は、路線距離5.5km! 「関東の短いJR線」TOP10
名称 8日の6:08
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