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京浜東北線・川口駅に上野東京ラインが停車に!

JR東日本大宮支社と埼玉県川口市は、2025年4月24日(木)、「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」を締結。上野東京ラインホーム、必要となる鉄道施設、自由通路、そして店舗が整備されることになりました。設計と工事はJR東日本が担当、2025年度から測量、地質調査が始まります。

川口〜東京は、上野東京ラインで所要21分

画像の右側に上野東京ラインのホームが誕生

「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」では、上野東京ラインホーム、必要となる鉄道施設、自由通路の建設費は川口市が負担し、構内での店舗の整備事業のみJR東日本が負担することに(共通して必要な費用は双方で負担)。
自由通路に関しては川口市の保有となる予定で、現在、上野東京ラインが走る西側にホームが新設されます。

2024年度の川口駅の利用者数は、1日平均7万4001人で、「東京23区以外の都内市町村のどの駅よりも、東京駅に近い」(川口市)という立地。
乗降客数も、大宮駅、浦和駅に次ぐ数ですが、乗り入れ路線は、京浜東北線だけ。
単一路線の駅としては、埼玉県内で最大の規模となっているため(駅前からのバスは1日800本)、ラッシュ時などは乗れない電車も生まれています。

さらに「本当に住みやすい街大賞(関東)」において、2年連続で1位を受賞し、カップル、ファミリーの駅周辺への転入も増えていて、川口市としては駅設備費用を負担しても、長い目で見れば、市民のためになると判断したのです。

しかも現在の駅舎は築後50年を経過し、老朽化。
少しみすぼらしくなってきたのも事実で、京浜東北線の赤羽方面の混雑率(赤羽方面173%)の緩和に、上野東京ライン停車(赤羽方面への混雑率139%)となったのです。
データ的には川口駅から南方向へ向かう利用者の4割は赤羽駅で埼京線などに乗り換えて新宿駅に向かっていますが、残りの6割は、東京方面なので、利用者のニーズも高いことがわかります。

2025年5月31日(土)には、川口駅とペデストリアンデッキで直結する廃止された「そごう川口店」跡が、三井ショッピングパーク「ららテラス川口」としてリニューアルオープン。
駅西口の川口総合文化センター「リリア」横には川口市立美術館も建設中など、駅周辺の再開発も進行中です。

川口市では、2031年度の開業を目指す羽田空港アクセス線(仮称)開通後は、羽田空港へのダイレクトアクセスが実現とPRしています。

ちなみに、ホーム新設は基本協定締結から約12年後、工事全体の完了は約15年後を見込んでいますが、「労働環境の変化等により、今後、工期が変更となる可能性がある」とも説明しています。
いずれにしろ、羽田空港アクセス線(仮称)開通から数年後の停車実現ということになりそうです。

京浜東北線・川口駅に上野東京ラインが停車に!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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