「沿線に、幸せを運ぶ。KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」と京浜急行電鉄がPRするのが、京急イエローハッピートレイン。2014年5月1日(木)に運行開始なので、2024年で10周年を迎えます。車両のコンセプトは「HAPPYになる電車」で、幸せをイメージした黄色の特別塗装の車両(1編成のみ)。
京急のHPで前日の14:00以降に運転時刻のチェックができる
古くからの京急電車のシンボルカラーはご存知の赤色ですが、羽田空港第2旅客ターミナル開業を機会に、2005年3月14日から運行しているのが「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」の青色。
「羽田空港の空」と「三浦半島の海」をイメージして青色に塗装したもので、こちらは2ドアでオールクロスシートの京急2100形(2133~編成)と3ドアの京急600形電車(606-1~編成/車端部と運転室後部のクロスシート)の2タイプ(2編成)があります。
それに次ぐ、3色目が京急電鉄車両新1000形の8両編成を特別塗装、つまりは1編成のみの希少な車両。
もともとは黄色く塗装された鉄道事業用(機器・機材の運搬用や救援車として使用)の電動貨車3編成が1週間に1~2回程度、限られた区間での運行され、新幹線のドクターイエローと同様に、なかなか目にできないことから「もし遭遇したならハッピー」といわれたことに由来します。
「しあわせの黄色い電車」と称された電動貨車「デト」は実際には乗車できないため、「乗車できるしあわせの黄色い電車」を運行させたのです。
この「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」、当初、運行については3年を予定していましたが、人気のため2017年4月以降も引き続き運行し、2017年4月29日(土)からは車体側面扉部分をこれまでのシルバーからイエローに変更した新塗装での運行が始まっています。
京浜急行電鉄の公式HPに、特別塗装列車運行予定のページがあるので、ファミリーで三崎口などに行く場合には、チェックしておくのもいいでしょう(翌日の運行予定は前日14:00頃に発表されます)。
その場合は、「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」は1編成で行楽には利用しづらいので、「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」がおすすめです。
「KEIKYU BLUE SKY TRAIN 2100形」は三崎口までの快特に、「KEIKYU BLUE SKY TRAIN 600形」は、三崎口までの特急に利用されることが多いので、クロスシートで青い車両の快特なら、テンションも上がることでしょう。
もっともレアなのは電動貨車デト11・12形
もっともレアとされる正真正銘の「しあわせの黄色い電車」、京急デト11・12形、デト15・16形、デト17・18形は、資材運搬用の事業用電動無蓋貨車。
荷物室付きのデト11形(久里浜方)とデト12形(品川方)の2両編成で、その間に荷台を挟むスタイルです。
現在、3編成が在籍し、通常は週に2回(月曜、木曜)、神奈川新町(新町検車区)〜 金沢文庫 (金沢検車区)〜久里浜工場信号所(京急ファインテック久里浜事業所)に資材運搬列車(配給車)として運行されています。
「乗車できるしあわせの黄色い電車」京急イエローハッピートレインとは!? | |
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