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佐多岬(佐多岬展望台)

佐多岬(佐多岬展望台)

鹿児島県肝属郡南大隅町、北緯31度を少し切った佐多岬は、インドのニューデリーやエジプトのカイロなどと同じ緯度にあり、冬でも温暖な亜熱帯気候。霧島錦江湾国立公園特別保護区に指定され、佐多岬公園として整備され、先端の佐多岬灯台を眺める場所に佐多岬公園展望台が用意されています。

本土最南端、東シナ海と太平洋の境目を眺める展望台

西には開聞岳を眺望

佐多岬一帯はブーゲンビリア、ソテツ、ガジュマルなどで覆われたジャングルで、本土最南端の地であることを実感することができます。
一帯に自生するソテツは「鹿児島県のソテツ自生地」として国の特別天然記念物にも指定。

大泊から岬の駐車場まで続く約8.2kmの南大隅町道佐多岬公園線(佐多岬ロードパーク)は、昭和39年に開通、平成19年4月26日に無料化されたかつての有料道路。
有料道路誕生で、南国イメージを求めて、日南海岸とともに多くのカップルが新婚旅行で訪れた時代がありました(今では路線バスも廃止され、少し秘境的な存在になっています)。

南大隅町道佐多岬公園線終点の駐車場を出たらトンネルを抜け、ジャングルの中に続く佐多岬遊歩道を歩くこと20分(片道800m)、鉄筋コンクリート製(平成30年完成)の佐多岬展望台に到着。
屋上のデッキからは眼下に大海原が広がり、西側に視線を転ずれば秀麗な円錐形の開聞岳が、晴れた日には種子島や屋久島まで見渡すことができます。

佐多岬遊歩道途中にある和銅元年(708年)創建の御崎神社(みさきじんじゃ)は、縁結びの神様としても知られ、神社の各所にハートマークが隠されています。

「本土最南端到達証明書」は、駐車場に隣接する佐多岬観光案内所(本土最南端の飲食店)で入手可能。

ちなみに東シナ海と太平洋の分岐点がこの佐多岬で、佐多岬と種子島北端を結ぶ線の東が太平洋、西が東シナ海ということになります。
佐多岬沖に浮かぶ枇榔島(びろうじま)一帯の海域は、サンゴ礁が生育し、海中公園に指定。
田尻漁港から出港する半潜水型水中展望船「さたでい号」で探勝できます。

展望台の先にある園地
佐多岬(佐多岬展望台)
名称 佐多岬(佐多岬展望台)/さたみさき(さたみさきてんぼうだい)
所在地 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠
関連HP 南大隅町観光協会公式ホームページ
電車・バスで 根占から鹿児島交通の佐多岬行きバスで45分、佐多岬下車、徒歩15分
ドライブで 東九州自動車道野方ICから約80km
駐車場 佐多岬駐車場(40台/無料)
問い合わせ 佐多岬観光案内所 TEL:0994-27-3151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

佐多岬灯台

鹿児島県南大隅町、大隅半島の先端にある佐多岬突端の断崖から50m沖の大輪島に建つ灯台が佐多岬灯台。日本最古の灯台のひとつに数えられるこの灯台は、リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により、明治4年に完成。初代の灯台は昭和20年に空襲により

北緯31度線展望広場

鹿児島県肝属郡南大隅町、佐多岬へ向かうドライブの最後のアプローチが、大泊から岬の駐車場まで続く約8.2kmの南大隅町道佐多岬公園線(佐多岬ロードパーク)。その途中にある展望地が、北緯31度線展望広場で、「北緯31度モニュメント」が立っていま

半潜水型水中展望船「さたでい号」

鹿児島県肝属郡南大隅町、夏は海水浴で賑わう田尻海岸から出航するのが、半潜水型水中展望船「さたでい号」。佐多岬の東に位置する枇榔島(びろうじま)周辺の海域は、昭和45年に「佐多岬海中公園」として日本で最初に海中公園(現・海域公園)に指定された

佐多岬ロードパーク

鹿児島県南大隅町、佐多岬へ向かうドライブの最後のアプローチが、大泊から佐多岬の駐車場まで続く全長8.2kmの佐多岬ロードパーク。もともとは昭和39年5月2日開通の有料道路で、平成19年4月26日に無料化し、現在は町道佐多岬公園線になっていま

 

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