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種子島宇宙センター

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の運営する種子島宇宙センターは、総面積約970万平方メートルにもおよぶ日本最大のロケット発射場。広大な敷地の中に各種のロケット打ち上げ施設があり、日本最大の宇宙開発の拠点。種子島東南の海岸段丘の上に建ち、周囲の海岸線はサンゴ礁ということから、「世界一美しいロケット発射場」とも。

日本最大の宇宙開発の拠点

ロケットの丘展望所から眺めた大型ロケット発射場
大型ロケット組立棟

種子島宇宙センター内には、大型ロケット組立棟、大型ロケット発射場、衛星組立棟、総合指令棟があります。
大型ロケット組立棟は、工場から輸送されたロケット各段(SRB-A・1段・2段)を搬入し、輸送コンテナからロケット各段を取り出し、大型移動発射台の上にロケットを組み立てる作業を実施する施設です。

大型ロケット発射場は、第1射点と第2射点の2つの大型ロケット発射塔が建っていて、外見からもすぐわかります。
整備、組立の終わったロケットを射点に移動し、液体燃料の充填を行なった後、ロケットの打ち上げを行なう場所です。

衛星組立棟は、人工衛星の組立・整備・各種試験を行なう施設。
総合指令棟は文字通り打ち上げ作業に関する指令管制を行なう建物です。

「施設見学ツアー」に申し込めばロケットガレージも見学できる!

「施設見学ツアー」の受付はここで
総合指令棟の内部
事前予約制の「施設見学ツアー」に申し込めば、種子島宇宙センター内の打ち上げ関連施設(大型ロケット発射場は車中からの見学)や、国立科学博物館が選定する「重要科学技術史資料(通称:未来技術遺産)」に登録されたH-IIロケットなどを専任ガイドによる解説付きで見学ができる仕組み。
予約の受付は先着順で、月曜(ただし月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)、ロケットの打ち上げや各種燃焼試験などの場合は見学不可となっています。

注目は総合指令棟とロケットガレージ。
ロケットガレージは、H-IIロケット7号機を中心に、ロケットの実物を展示した倉庫。
かつての大崎第一事務所をリニューアルしたもの。
H-IIロケットは、宇宙開発事業団(NASDA)と三菱重工が開発し、三菱重工が製造した人工衛星打上げ用ロケット。
静止気象衛星などの打ち上げに利用されました。
平成12年度の打ち上げを予定した7号機は、8号機の失敗を受けて打ち上げが中止され、ロケットガレージに実物が展示されています。

ロケットの打ち上げを見学する場所は!?
ロケットの打ち上げ当日は、種子島宇宙センター全域と、射点を中心として半径3km以内は立ち入り禁止となり、恵美之江展望公園、宇宙ヶ丘公園、南種子町営陸上競技場(前之峯グランド)、長谷公園などから見学することになります。
以上の場所なら、カウントダウンの拡大音声を耳にして臨場感もたっぷり。

種子島宇宙センター内に立ち入ることができる日なら、大型ロケット発射場を眺望する「ロケットの丘展望所」、ロケット打ち上げ時の報道関係取材用施設である「竹崎展望台」、H-IIAの射点や竹崎展望台のほか、門倉岬や遠くに屋久島も望むことのできる「カーモリの峯展望所」から眺めることができます。

打ち上げ予定日は、打ち上げの1~約2か月前付近にJAXAからプレスリリースされるので、プレスリリース配信サービス、JAXAメールマガジンを受け取るようにするか、JAXAのホームページでプレス発表のチェックを。

ロケット打ち上げ直後に生じたロケット雲
はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)
種子島宇宙センター
名称 種子島宇宙センター/たねがしまうちゅうせんたー
Tanegashima Space Center
所在地 鹿児島県熊毛郡南種子町茎永
関連HP JAXA宇宙航空研究開発機構公式ホームページ
ドライブで 種子島空港から約31km
駐車場 43台/無料
問い合わせ 種子島宇宙センター TEL:0997-26-9244/FAX:0997-26-9245
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/内閣府

宇宙科学技術館

2017年12月24日

 

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