サイトアイコン ニッポン旅マガジン

鹿児島県歴史・美術センター黎明館

鹿児島県歴史・美術センター黎明館

鹿児島県鹿児島市城山町、鹿児島城(鶴丸城)の本丸跡に建つ鹿児島県の歴史、民俗、美術・工芸に関するミュージアムが鹿児島県歴史・美術センター黎明館。明治百年(昭和43年)の記念事業として計画し、昭和58開館。明治維新150年を契機に令和元年、リニューアルされています。

「明治維新」コーナーも充実した内容

旧来は、鹿児島県歴史資料センター黎明館でしたが、多くの美術・工芸品を収蔵するため、令和2年4月から鹿児島県歴史・美術センター黎明館に改称されています。

それでもメインはやはり歴史。
「先史・古代のかごしま」から中世、近世を経て、「近・現代のかごしま」に至るまでを詳しく解説しています。
薩摩・大隅・多褹(たね)の二国一島が置かれた古代国家形成では、平城宮の井戸跡から発見された隼人の楯のレプリカも展示されています。
中世では、鉄砲とキリスト教の伝来、近世では、「薩摩七十七万石」をメインテーマに藩政を詳しく紹介しています。

島津氏の発展、大陸との交易、鉄砲とキリスト教の伝来、朝鮮出兵と薩摩焼、関ヶ原の戦い、木曽川治水、生麦事件から薩英戦争、英国留学生とパリ万国博覧会、倒幕への道、戊辰戦争、明治維新、西南戦争、そして世界遺産の明治日本の産業革命遺産などなど、中世から近世、近代にかけての薩摩藩・鹿児島県は日本史の教科書などにもしばしば登場する内容が多いだけに、実に興味深い展示です。

屋外展示物では「樋の間(てのま)二つ家」、田の神石像(川薩地方にみられる神像型田の神の典型)、石敢當(せっかんとう=中国から南島を経て伝播した魔除けの石)

レストラン「城山シーズニング」、喫茶&ミュージアムショップ「CHINJUKANPOTTERY」は外来利用も可能。

鹿児島県歴史・美術センター黎明館
名称 鹿児島県歴史・美術センター黎明館/かごしまけんれきし・びじゅつせんたーれいめいかん
所在地 鹿児島県鹿児島市城山町7-2
関連HP 鹿児島県歴史・美術センター黎明館公式ホームページ
電車・バスで 鹿児島市電市役所前停留場から徒歩5分
ドライブで 九州自動車道鹿児島北ICから約5.7km。または、鹿児島東西道路田上ICから約5.4km
駐車場 125台/無料
問い合わせ 鹿児島県歴史・美術センター黎明館 TEL:099-222-5100/FAX:099-222-5143
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鹿児島城(鶴丸城)

慶長5年(1600年)の関ヶ原の合戦で島津家は西軍に属しますが、徳川家重臣・井伊直政の取りなしで領地を安堵され、島津義弘の三男・島津家久が当主となり鹿児島藩(通称薩摩藩)を立藩。慶長7年(1602年)、初代藩主・島津家久が鹿児島に築城し、そ

鶴丸城御楼門

鹿児島県鹿児島市城山町、島津氏の居城、鹿児島城(鶴丸城)の正門が御楼門。居館(現在の鹿児島県歴史・美術センター黎明館が建つ場所)の正面中央に御楼門がありましたが、明治6年の火災で焼失。令和2年3月に復元されています。御楼門の高さ、幅はおよそ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了