鹿児島県大島郡与論町、与論島の南東部、赤崎海岸の背後の台地にある鍾乳洞が、赤崎鍾乳洞。与論島は珊瑚礁が隆起した平坦な島で、島の内陸部はカルスト地形。本洞120m、北支洞130m、南支洞20mの観光洞で、入洞料を支払い、ヘルメットと懐中電灯を借りて探勝します。
ヘルメットと懐中電灯で洞窟探検!
赤崎鍾乳洞、昭和40年3月に日本大学探検部の学生4名が発見、調査したのが始まり。
その後昭和49年には九州大学探検部も調査を行なっています。
洞口がドリーネの底に開口し、洞窟自体は横に伸びる横穴で、古生層と琉球石灰岩との不整合部に形成されています。
本洞には、 「幸福の門」、「剣の間」、「エイリアンの卵」などと名付けられた見どころがあります。
延長20mの南支洞は比較的大きな広間(ほーる)で、ここから800年ほど前の人骨4片、動物骨1片が出土しています。
足元が悪いので汚れてもよい靴で入洞を。
赤崎鍾乳洞の西側にある上城(うわぃぐすく)周辺は、戦前は神域として立入りが禁止されていた場所で、与論城築城以前の按司時代(あじじだい/11世紀〜14世紀)に築かれた城跡だと推測されます。
赤崎鍾乳洞側に隣接の上城遺跡(うわぃぐすくいせき)は、縄文時代〜弥生時代の住居跡で、土器、磨製石器などが多数出土しています。
赤崎鍾乳洞 | |
名称 | 赤崎鍾乳洞/あかさきしょうにゅうどう |
所在地 | 鹿児島県大島郡与論町麦屋678 |
関連HP | ヨロン島観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 与論空港・与論港からタクシーで15分 |
ドライブで | 与論空港、与論港から約7km |
問い合わせ | 赤崎鍾乳洞 TEL:0997-97-2069 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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