神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下、宮ノ下温泉の富士屋ホテルの前にある明治24年創業の老舗ベーカリーが渡邊ベーカリー。箱根底倉温泉の源泉を使い、くるみを練り込んだ「くるみ入り温泉パン」などが好評です。また、あんぱんの中に曽我梅林の梅干を丸ごと1個入れた「梅干あんぱん」は、あんと梅干しの組み合わせが絶妙。
「温泉シチューパン」はイートインで賞味を!
フランスパンや食パンは、創業時からの伝統のラインアップ。
実は「富士屋ホテルにベーカリーができるまで、うちのパンを卸していました」という富士屋ホテル御用達ベーカリーが店の出発点なのです。
「梅干あんぱん」、「みかんぱん」は、渡邉(わたなべ)さんの親戚・関野さんが曽我の梅、みかん農家だったことで誕生したもの。
「みかんぱん」も直送されるみかんをまるごとパンの中に入れるという大迫力の菓子パンです。
店内で味わうことのできる「温泉シチューパン」は、オーダーを受けてから焼き上げるオリジナルの品。
実は、「箱根駅伝を応援しに来てくださるお客様に、温まっていただきたいという思いから、考案した商品」なのだとか。
店の前の国道1号は正月恒例の『箱根駅伝』、注目の5区(山登り)、6区(山下り)。
寒い沿道に集まる応援の人達に少しでも温まってもらおうと「温泉シチューパン」を無料で配ったのが始まりという、箱根・宮ノ下ならではの惣菜パンなのです。
丸いフランスパンにビーフシチューが入っているもので、午前中には売り切れるという人気商品になっています。
テイクアウトもできますが、美味しく食べるタイムリミットは30分ほどなので、イートインコーナーで味わうのがおすすめです。
大涌谷名物の温泉卵をイメージした「たまごぱん」、コーヒーとの相性がいい、これが目当ての常連も多い「シナモンロール」、店で揚げたカツを食パンでサンドした「カツサンド」と、目移りする内容です。
「パン生地に、箱根の湧水を使っていること、翌日でも美味しく食べて頂ける様に配合していること」が美味しさの秘密とのこと。
富士屋ホテルの宿泊者も、チェックアウト後に土産購入に立ち寄るケースも多いのだとか。
ここでお気に入りのパンを購入し、共同湯「太閤湯」(休憩室は持ち込み可)の入浴後にいただくという手も。
渡邊ベーカリー | |
名称 | 渡邊ベーカリー/わたなべべーかりー |
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下343-3 |
電車・バスで | 箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス、伊豆箱根バス桃源台・仙石・箱根園・箱根町方面行きで12分、ホテル前下車、徒歩2分 |
ドライブで | 小田原厚木道路箱根口ICから約9km |
駐車場 | 3台/無料 |
問い合わせ | 渡邊ベーカリー TEL:0460-82-2127 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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