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衣笠山公園

明治40年、軍港だった横須賀の高台、衣笠城址の近くに日露戦争の戦死者を慰霊するために記念碑を建て、桜を植栽したのが始まりという桜の名所。今では7.4haの園内にソメイヨシノを中心とした3000本の桜となって「日本さくら名所100選」にも選定されています。

東京湾を見下ろす絶景の地が桜の名所に!

山の容姿が、馬の背に鞍を置いた形に似ているところから、「鞍掛山」と呼ばれる山。
明治40年4月18日に日露戦争の戦没者を慰霊するため、山上に「芳名不朽」の文字を刻んだ記念塔を建設。数百株の桜とツツジを植えて公園としたのが始まりです。
「試みに絶頂に立ち四方の光景を展望すれば、脚下に起伏する群嶺は波をたたんで蜿蜒相連なり、山尽きて里落栄え、陸止まりて碧海遠く開く」(岡田緑風著『三浦繁昌記』明治41年刊)。

園内にはわんぱくの森、ほたるの里やピクニック広場が整備され、ネットトンネル、アスレチックなどの遊具が配されています。
猿島や東京湾を眼下にし、東京湾を行き来する船を眺めるシップウォッチングの地にもなっています。

春の桜、初夏のヤマユリ、夏のヒマワリ、秋の萩、冬の水仙と四季の花が楽しめますが、とくに春の桜は多くの人を集め、開花期間中は駐車場が使用不可に。

3月下旬〜4月上旬には『衣笠さくら祭』も開催され、期間中、18:00~20:00にはライトアップも実施されています。

谷一つ隔てた衣笠城址は、平安時代から鎌倉時代にかけて三浦半島に勢力を張った三浦一族の本城。
衣笠山公園は、その衣笠城址を経て、三浦半島の最高峰大楠山(242m)に至るハイキングコースの起点にもなっています。ショートコースとしては衣笠山公園から衣笠城址までというプランも可能です。
大楠山ハイキングコース(衣笠ルート)=衣笠駅〜衣笠山公園〜大善寺・衣笠城址〜大楠山〜衣笠駅/所要4時間30分

「芳名不朽」の文字を刻んだ記念塔
衣笠山公園の入口には衣笠神社が鎮座
衣笠山公園
名称 衣笠山公園/きぬがさやまこうえん
所在地 神奈川県横須賀市小矢部4丁目
関連HP 横須賀市公式ホームページ
電車・バスで JR衣笠駅から徒歩20分。または、京急横須賀中央駅から長井方面行き、三崎口駅行きバスで約20分、衣笠山公園下車、徒歩10分
ドライブで 横浜横須賀道路衣笠ICから約2km
駐車場 15台/無料(桜のシーズンには利用不可)
問い合わせ 衣笠山公園管理事務所 TEL:046-853-8523
横須賀緑化造園協同組合 TEL:046-851-1660
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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