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京浜急行発祥の地

京浜急行発祥の地

京浜急行電鉄は、明治31年2月25日に設立した大師電気鉄道株式会社が前身。明治32年1月21日、大師電気鉄道は、川崎駅(後の六郷橋駅)〜大師駅(現・川崎大師駅)間 (2.0km) を開業。これが現在の京急大師線です。川崎大師駅には「京浜急行発祥の地」碑が立っています。

京浜急行の前身、大師電気鉄道大師駅として開業

川崎大師の参詣の足として、六郷橋と川崎大師を結んだ大師電気鉄道。
日本で3番目、関東では最初の電気鉄道会社で、1435mmの標準軌で、単線でした。
明治31年2月25日10:00、1両の電車が満員の乗客を乗せて六郷橋駅を出発。
川崎大師(平間寺)の縁日ということもあって、多くの見物客が押し寄せました。

所有車両わずかに5両、そして営業も2kmという短距離でしたが、これが京都電気鉄道(明治28年2月1日開業)、名古屋電気鉄道(明治31年5月6日)に次いで、日本でも3番目、東日本における最初の電鉄開業となっています。

大師電気鉄道株式会社の本社は東京市京橋区南鍋町1丁目5番地に置かれていましたが、明治32年2月8日に川崎町久根崎19番地に移転。
4月24日には大師電気鉄道を京浜電気鉄道に変更し、明治34年2月1日には六郷橋~大森停車場前間の営業を開始しています。
品川~神奈川間全通は明治38年のこと。

京浜急行発祥の地
名称京浜急行発祥の地/けいひんきゅうこうはっしょうのち
所在地神奈川県川崎市川崎区大師駅前1丁目
関連HP川崎市公式ホームページ
電車・バスで京急川崎大師駅からすぐ
ドライブで首都高速横羽線大師ランプから約1.2km
駐車場周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ京浜急行電鉄京急ご案内センター TEL:045‐411‐0999
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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