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ブラフ18番館

ブラフ18番館

神奈川県横浜市の山手地区に建つ横浜市(横浜市緑の協会)の管理する横浜山手西洋館のひとつがブラフ18番館。JR根岸線石川町駅南島の高台、山手イタリア庭園内に移築された洋館で、関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリア・シドニー出身の貿易商R.C.バウデン氏の住宅。

館内は震災復興期の外国人住宅の暮らしを再現

バウデンは関東大震災の1年3ヶ月後には母国へ帰国(居住年数も短く記録がないことから設計者は不明)。
戦後は天主公教横浜地区(現・カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使われていました(平成5年に移築復元)。
解体調査の結果、関東大震災による倒壊と火災を免れた住宅の一部が活用されていることがわかっています。
外壁は震災の経験を生かし、防災を考慮したモルタル吹き付け仕上げに。

ダイニングルームに昭和初期に建築された西洋館バーナード邸の家具を展示するなど、館内は震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、当時元町で製作されていた横浜家具を修復して展示しています。
サンルームからはマリンタワーやベイブリッジを眺望し、春にはオオシマザクラの花見も。
2階の寝室には唐沢26番館(神奈川県横浜市南区唐沢26/個人住宅、大正10年頃築・平成26年に解体)の家具が復元展示されています。

現在の所在地が旧居留地の山手18番地(大正時代にはアベック邸がありました)であること、居留民は山手地区を「ブラフ」(bluff=急な崖のこと)と呼び習わしていたことから崖の上に建つ旧バウデン邸を「ブラフ18番館」と命名しています。

名称 ブラフ18番館/ぶらふじゅうはちばんかん
所在地 神奈川県横浜市中区山手町16
関連HP ブラフ18番館公式ホームページ
電車・バスで JR石川町駅から徒歩5分。横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩7分
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ TEL:045-662-6318
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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