神奈川県小田原市根府川を流れる白糸川に架かる東海道本線の鉄道橋が白糸川橋梁。大正11年に完成した初代の白糸川橋梁は、大正12年9月1日の関東大震災で倒壊、大正14年3月12日に開通したのが現在の2代目となる白糸川橋梁です。上流側に東海道新幹線、下流側に国道135号の橋梁があり、鉄道撮影地としても人気の橋梁です。
鉄道ファンは「根府川鉄橋」とも呼んでいる
現在の2代目となる白糸川橋梁は、全長199.34mのワーレントラス橋(トラスが逆W形)。
風が強いので、運転障害とならないよう金網状の防風網が設置されています。
国鉄時代には白く塗装されていましたが、現在は赤い塗装に変わっています。
東海道線は、開通時(昭和9年の丹那トンネル完成以前)には御殿場回りで、大正11年12月21日に熱海線の真鶴駅が開業。
それにあわせて初代の白糸川橋梁も架橋されたのです。
初代の橋は、完成翌年の関東大震災で背後の山が崩壊し、土石流が押し寄せて倒壊しています。
この時、根府川駅の駅舎やホームも土石流の被害を受け、停車中の列車(普通第109列車/960形蒸気機関車牽引、ボギー客車8両)も最後部の客車2両を残して海中に沈んでいます。
名称 | 白糸川橋梁/しらいとがわきょうりょう |
所在地 | 神奈川県小田原市根府川 |
電車・バスで | JR根府川駅から徒歩8分 |
ドライブで | 西湘バイパス石橋ICから約5km |
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