神奈川県川崎市、多摩川沿いに細長く市域が続く川崎市の丘陵地帯などを結ぶ散策コースが多摩自然遊歩道。 南武線稲田堤駅・京王相模原線京王稲田堤駅と小田急小田原線の読売ランド前駅を結ぶ5.0km、所要3時間30分のコースがメインで、途中には川崎市農業技術支援センター、小沢城址などがあります。
多摩特別緑地保全地区を巡る散策ルート
昭和53年に川崎市が設定した散策コース。
コース中には、小沢城址特別緑地保全地区、多摩特別緑地保全地区という川崎市の特別緑地保全地区(6.7ha)もあり、市街化が進む中でクヌギ、コナラなどが茂り、林床にホタルブクロが咲く貴重な緑が守られています(多摩自然遊歩道は、多摩特別緑地保全地区のワイズユース=「賢明な利用」の一環)。
麻生区市民健康の森植生調査(平成24年)によれば、一帯の植物は全部で479種が確認され、このうち自生種は300種を数えるのだとか(そのほかは、人が植栽したもの28種、庭などに植えられていたものが逃げ出した逸出種15種、明治以降日本に定着した帰化種39種など)。
自生種が多数を占めているということからも、この森の貴重さがよくわかります。
小沢城址、薬師堂、寿福寺(都心を眺望)、川崎市農業技術支援センター、多摩美ふれあいの森などがコース途中の見どころに。
桜の開花期には川崎市農業技術支援センター近くの菅さくら公園周辺で花見も可能。
一般道を歩く部分では車や自転車に注意が必要です。
南武線稲田堤駅・京王相模原線京王稲田堤駅〜(1.0km)〜薬師堂・トイレあり〜(1.25km)〜小沢城址〜(0.75km)〜寿福寺〜(0.4km)〜川崎市農業技術支援センター〜(1.6km)〜小田急小田原線読売ランド前駅
多摩自然遊歩道 | |
名称 | 多摩自然遊歩道/たましぜんゆうほどう |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区 |
関連HP | 川崎市公式ホームページ |
問い合わせ | 川崎市みどりの協働推進課 TEL:044-200-2380/FAX:044-200-3973 |
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