神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町にある6世紀後半〜7世紀後半(古墳時代末期)にかけて築かれた横穴墓が、市ケ尾横穴古墳群。A群12基・B群7基の合計19基の横穴があり、神奈川県の史跡に指定。市ケ尾遺跡公園として整備され、墓群に沿うように散策路がのびています。
古墳時代末期の築かれた横穴墓群
横穴墓は、関東ローム層などの丘陵の傾斜面を利用し、横穴を掘って墓とした古墳時代の墓制。被葬者は、この地域の有力者とその家族の墓と推測されています。
昭和8年と昭和31年に発掘調査が行なわれ、前庭部から刀・土器類などが出土し、死者を祀る祭祀的な儀式が行なわれていたことがわかっています。
B群横穴墓7基は、A群(12基)の南40mほどの場所の丘陵の西斜面を利用して築かれています。
横浜市青葉区には荏子田朝日公園内に荏子田横穴(えこだおうけつ)、そして市ケ尾横穴古墳群近くにも前方後円墳2基・前方後方墳1基・円墳4基・方墳3基の合計10基の古墳と3群9基以上の横穴墓からなる稲荷前古墳群(いなりまえこふんぐん)があり、古墳時代の人々の営みが今に残されています。
市ケ尾遺跡公園は、丘陵地にあるので、晴れた日には丹沢山塊、その上には富士山が顔をのぞかせます。
市ケ尾横穴古墳群 | |
名称 | 市ケ尾横穴古墳群/いちがおおうけつこふんぐん |
所在地 | 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町1639-2 市ケ尾遺跡公園 |
関連HP | 横浜市公式ホームページ |
電車・バスで | 東急電鉄市が尾駅から徒歩10分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 横浜市青葉区総務部区政推進課 TEL:045-978-2221 |
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