神奈川県横浜市港北区小机町、新横浜駅の北西、鶴見川沿いにある横浜市内で最大の運動公園が、新横浜公園。中心施設の日産スタジアム(横浜国際総合競技場)のほか、補助施設の日産フィールド小机(小机競技場)、日産ウォーターパーク(プール)、野球場、テニスコート、ドッグランなどが整備されています。
草地広場、遊具広場は子供の遊び場に絶好!
運動公園のイメージがありますが、広大な芝生が広がっているので、小さな子供を遊ばせるにも最適。
日産スタジアム北側の草地広場、遊具広場(第3駐車場近く)はファミリーに人気の場所です。
地元の人は園内路を使って子供の自転車練習をしていますが、のびのびと遊べるのが、新横浜公園最大の利点です(ただし大型の遊具などはありません)。
ジャングルジムはラグビーボールを半分にカットしたようなかたちですが、ラグビーワールドカップ2019日本大会を記念しての形状です。
食事は横浜市総合リハビリテーションセンター1階のレストラン(平日のみ営業)などの利用ができます。
鶴見川の洪水を防ぐ鶴見川多目的遊水地
ユニークなのは、鶴見川の多目的遊水地を兼ねて整備されているため、鶴見川が万一増水して水位が上がった場合には、一段低い越流堤から自動的に水が流入し、遊水地として機能します。
鶴見川と鳥山川が合流する地点にあるため、輪中(わじゅう=木曽三川河口部の集落や耕地の周囲を堤防で囲んだ地形)のように新横浜公園の周辺を堤防で囲み、公園内を掘り下げることで、洪水を溜める容量を確保しているのです。
実際に、平成29年10月の台風21号、令和元年10月の台風10号(令和元年東日本台風)でも遊水地として冠水しています。
洪水が去り、河川の水位が下がった時点で、速やかに排水門から鶴見川に水を戻すので、問題がないという構造。
令和元年東日本台風直後の令和元年11月2日にはラグビーワールドカップ2019日本大会の決勝(イングランドVS南アフリカ)が問題なく行なわれています。
つまり、新横浜公園は、鶴見川多目的遊水地事業で築かれた鶴見川河畔の遊水地に横浜市が総合運動公園を整備したということに。
そのため、日産スタジアムも治水容量を阻害しないよう、ピロティ方式(高床式)で築かれているのです。
横浜市総合リハビリテーションセンター、障害者スポーツ文化センター(横浜ラポール)など公園内の施設はピロティ方式(高床式)になっています。
新横浜公園 | |
名称 | 新横浜公園/しんよこはまこうえん |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区小机町3300 |
関連HP | 新横浜公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR・横浜市営地下鉄・相模鉄道・東急電鉄新横浜駅から徒歩15分 |
ドライブで | 第三京浜道路港北ICから約3km |
駐車場 | 新横浜公園第1駐車場(427台/有料)、第2駐車場(93台/有料)、第3駐車場(136台/有料) |
問い合わせ | 新横浜公園 TEL:045-477-5000/FAX:045-477-5002 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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