四国カルストの尾根上を走る愛媛県道・高知県道383号(四国カルスト公園縦断線)は「天空の道」とも通称されるドライブルートですが、年間平均風速7.2m/sという風を利用して風車が2基設置されています。これは高知県梼原町(ゆすはらちょう)が総工費4億4500万円をかけて平成11年10月に稼動を開始した梼原町風力発電所。
四国カルスト姫鶴平にある風力発電施設
「雲の上の町」がキャッチコピーの檮原町。
梼原町の標高は220mから四国カルストの1455mの1200m以上という高度さがあります。
林業が盛んな檮原町は、木質バイオマス、風水力発電などへの自然エネルギーへの取り組みも熱心で、環境モデル都市にも選ばれています。
四国カルストの標高1300mの高所に位置する檮原町風力発電所には現在、600kWの発電能力をもつNEGミーコン社製風車が高原に2基立ち、年間平均売電額は3000万を越え、維持費を差し引いても年間1000万以上の黒字になっているのだとか。
檮原町では、烏帽子山において風況精査を実施し風力発電の導入に向けて検討を行なっていますが、アクセス道路がないため断念しています。
四国カルストに泊まるなら、この宿がおすすめ!
高原ふれあいの家 天狗荘
四国カルスト・天狗高原の標高1350mに位置する公共の宿。
山小屋を除けば、四国の脊梁山脈の稜線に建つ「トップ・オブ・四国」とも呼べる宿です。
珍しいのは宿の中に高知・愛媛の県境が通っている点(記念撮影をぜひ)。
ここに泊まれば、朝夕の景観の変化や星空を楽しむことができます。
部屋は和室がメインですが、洋室2室、ハンディキャップルーム(洋室)も備わっています。
温泉ではありませんが浴室は「展望浴場」になっています。
夕食は料金別に3タイプ用意されていますが、1万円前後で宿泊できる財布に優しい宿として貴重な存在。
檮原町風力発電所 | |
名称 | 檮原町風力発電所/ゆすはらちょうふうりょくはつでんしょ |
所在地 | 高知県高岡郡梼原町太田戸119-1 |
関連HP | ゆすはら雲の上観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 須崎道路須崎中央ICから約57km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 梼原町環境整備課 TEL:0889-65-1251 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag