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金峰山

金峰山

熊本県熊本市、熊本市街の西方にある標高665.2mの山、金峰山(きんぼうざん、きんぽうざん)。山頂にテレビ塔があり、熊本市内の各所から視認することができます。登山道路が山頂まで通じ、登山者用の第1駐車場から金峰山周遊道路(一方通行)を登れば、頂上に第2駐車場があり、徒歩5分で山頂の大パノラマを得ることができます。

吉野山から蔵王権現を勧請したのが名の由来

有明海を望む西斜面は、河内みかんや梨の果樹園で、西麓には宮本武蔵が『五輪書』を記したと伝わる霊厳洞があります。
東麓には「山路を登りながら、かう考えた」で始まる『草枕』ゆかりの峠の茶屋が。

金峰山山頂には、金峯山神社(神仏習合時代には蔵王権現)が鎮座し、頂上からは熊本市街や島原湾を眼下に、天草(あまくさ)の島々、遠く雲仙岳まで眺望できます。
金峰山という山名は、天長9年(832年)、淳和天皇が吉野山・金峰山(きんぷせん=吉野山から山上ヶ岳までの総称)、金峯山寺(きんぷせんじ)から蔵王権現を勧請したことに由来し、もともとは修験道の霊山だったことがわかります。

山頂近くまで車で登ることができるため、熊本市街の夜景を眼下にする夜景スポットとしても有名。

ハイキングコースは『草枕』ゆかりの峠の茶屋から登るコースなどが、熊本市民のハイキングコースとして人気です。
峠の茶屋から徒歩30分で登山道入口、さらに山頂までは徒歩30分。

金峰山は、中央火口丘(溶岩ドーム)

金峰山は別名を一ノ岳といい、金峰山を中央火口丘(溶岩ドーム)とする二重式火山(カルデラ)の中心。
一ノ岳を取りまく熊野岳(二ノ岳・685.4m)、三ノ岳(681.3m)は、150~100万年前に誕生した外輪山。
金峰山はカルデラ平原に約15万年前に噴出した溶岩ドーム。
金峰山の熊本市街寄りに位置する荒尾山(445.0m)、三淵山(283.5m)は側火山です。

金峰山
名称 金峰山/きんぼうざん・きんぽうざん
所在地 熊本県熊本市西区河内町岳
関連HP 熊本市公式ホームページ
電車・バスで JR熊本駅からタクシーで30分
ドライブで 九州自動車道熊本ICから約20km
駐車場 37台/無料
問い合わせ 熊本市観光政策課 TEL:096-328-2393
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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