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江田船山古墳

江田船山古墳

山鹿市の西隣、熊本県玉名郡和水町にある全長62mの前方後円墳が江田船山古墳。発掘当初は、わが国で最初の漢字使用例とされた国宝「銀象嵌銘大刀」の出土で有名な古墳です。75の漢字で記された文字は、「大王の恩を得て、長寿で子孫が絶えることなく続き、自分の領地を失うことがない」ことを約束する文章だったことが判明。

多くの国宝出土品を生んだ貴重な遺跡

「銀象嵌銘大刀」に記された大王(「獲加多支鹵大王」)とは『記紀』に記された雄略天皇のことと推測され、5世紀後半にはヤマト王権の支配がこの地にまで及んでいたことがわかります。

同時に銅鏡、勾玉、管玉、兜など多くの副葬品も出土し、銅鏡6面のうち、5面は中国製で、朝鮮半島を経由してわが国に入ってきた鏡と推測されています。
副葬品の大部分は東京国立博物館に所蔵され、国宝に指定。
一帯は江田船山古墳公園として整備され、虚空蔵塚古墳(全長44mの前方後円墳あるいは帆立貝式古墳)、各地に残る代表的な古民家を移築復元した肥後民家村、和水町歴史民俗資料館が整備されています。

銀象嵌銘大刀(国宝) 東京国立博物館蔵
江田船山古墳
名称 江田船山古墳/えたふなやまこふん
所在地 熊本県玉名郡和水町江田
関連HP 和水町公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道菊水ICから約2.5km
駐車場 120台/無料
問い合わせ 和水町商工観光課 TEL:0968-86-5725
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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2022年12月13日

 

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